目覚めれば縁者

静かな日曜日。

早朝 目覚めれば縁者のこと
親しき人 病む人のこと

雨上がりの束の間 遠くに普段は聞こえない
鉄道貨物車のカタコト カタコト

曇った空模様に 柔らかな春の風が
顔を優しく撫ぜる

目をおろせば真っ青な街路樹
小鳥のチュンチュン…
ビル風のヒューヒュー

静かでいられる自分のこころを
抱きしめる

みんなの安心を祈る

随想 伊路波村から28~病むということ

人間が病むということは
何かが欠けているということと聞いた。

身体の場合には 口にする食べ物とか
食べ方とか 量とかが関係するのだろうか。

そして 気というものもある。
感情を荒立てると それだけで細胞が死ぬというし
病む細胞も 生まれるのだろう。
“随想 伊路波村から28~病むということ” の続きを読む

随想 伊路波村から29~壮大ないのちのドラマ

世の中の毎日の変化が 映画に行く必要もないほどの
感動や ふるえや 楽しみを与えてくれる。

お金の世界や 食べ物の薬物のこと 物の生産や
医療のこと。 教育のことや政治行政のこと。

事業者の集約化や 事業の売却のこと。
宇宙のお話や 陰謀や 科学技術の革新。
戦争 宗教 対立。

そしてなにより いのちのかがやき。
“随想 伊路波村から29~壮大ないのちのドラマ” の続きを読む

随想 伊路波村から31~循環

今日も家の前の道路と歩道の境に 小さなミミズの死骸が
たくさん見受けられました。

都会のほんのわずかな植え込みの土に発生するミミズです。

一匹のミミズの死骸にたくさんの細かなアリがたむろしていました。

なんだかちりとりに掃きこんでしまうのも悲しく思いまして
死骸とアリをそのままにしておきました。
“随想 伊路波村から31~循環” の続きを読む