・・つづき
しかし私は言いました。「どうしてそうありえるでしょう?ヴァーサナーは真我とともに在り、けっして真我から離れて在ることはできません。もしあなたが言うようにハートが真我の座で、ヴァーサナーが脳に含まれるというなら首を断ち切られた人はヴァーサナーから解放され、転生はありえないということになります。それが不合理であることにはあなたも同意するでしょう。だとすれば、真我がヴァーサナーとともに脳の中にあると言えるでしょうか?もしそう言えるとすれば、人が眠り込むとき、どうして首をがくりと落とすのでしょう?しかも自分の頭を指さして「私」と言う人などいません。こうしてみれば、真我がハートの中にあり、ヴァーサナーも極度に微細な姿でそこにあるということは明らかです。
“ラマナ・マハルシとの対話より 31ー4 ヴァーサナー(心の潜在的傾向 自我)” の続きを読む