「国際主義万歳」奥の院通信から R3 12/6

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その昔、「コスモポリタン」、それから「インターナショナル」、最近では「グローバル」という。全て奥の院・ディープステートの政策遂行のための合い言葉である。彼らの洗脳言葉である。グローバリストは良い人たちとされる。

 反対にナショナリストなる言葉には悪いイメージを与える。現場主義なるものは、国際主義に反するとして、徐々に排除される。今では、お金と物は既に完全に国際化(移動自由)されているが、人だけは、まだ国際化されていない。そこで、「移民を制限するな」と、今盛んに叫んでいる。

 トランプ前大統領は「アメリカ・ファースト」といった。これは彼らにとっては極めて都合の悪い言葉であった。彼が言おうとしたことは、どこの国の人でも、自分の国を大切に、自分の国を第一に考えるように、ということであった。不法移民を事前に防ぐために、国境に壁を造ったトランプ前大統領は、悪の権化とされた。バイデン大統領は、就任早々にこの国境の壁を取り除いた。

 我が国でも、戦後若者にはみんなに「ああ、インタナショナル」を歌わせた。赤旗を先頭に、この歌を歌いながら、街を練り歩かせた。どんなことでも、何千回と聞かされたら、それが本当である、良いことであると思うようになる。これが洗脳である。

 賃上げなどの労働条件の改善を求めて、さんざんストライキをした。会社に無関係の人たちが会社に押し掛けた。そして、叫んでいたのは「安保反対」だった。労働条件などには無関係の政治問題を持ち出しては、耳をつん裂くような大きな声で「ああ、インタナショナル、我らがもの」と歌わせた。歌いながら天下を取ったような気分にさせられた。麻薬と同じ。

 小沢一郎という、一時期日本の政治を牛耳っていた大物政治家が「国連第一主義」を叫んだ。彼は今もそこらにいる。田中角栄という政治家は、「日本列島改造論」を打ち出し、日本全国のインフラ整備を試みた。この田中と先の小沢は親分・子分の関係であった。しかし、考えていることは真逆であったことが分かった。小沢はグローバリスト、田中はナショナリストであった。

 日本は先の大戦前に、この国際主義で大変な目に遭った。支那での日本人に対する、支那人によるテロが終わらなかったのである。支那人が邦人に残虐な不法を犯す、日本政府が当時支那大陸を支配していた蒋介石国民党政府と交渉しようとしても、「九カ国条約」なるものを持ち出して、「いや、あらゆる問題は二国間で決めないことになっている、9カ国で会議を開いて協議し、その上で解決策を相談することになっている」と言って、問題解決の場には出てもこない。

 そのうち、またテロ行為をする。これが延々と続き、ついに支那事変となり、そして先の大戦「大東亜戦争」となった。奥の院・ディープステートが蒋介石にそうさせていた。その後、彼らはもっと残酷人間毛沢東にそのバトンを継がせた。

 そして彼ら奥の院は、今では、日本は支那大陸を侵略したと歴史書に書き、それを学校で教える。酷い目に遭った日本人被害者のことなど、どこにも書かない。ただ、昔の日本人は支那を侵略し悪かったと洗脳している。それ以外は語らない、語らせない。

 しかも戦後は、このような事情が後の人々には分からないようにするために、この戦争の名前を「日中戦争」「太平洋戦争」と変更させた。
 先の戦争のことを扱っている本は数多あるが、これらは題名を見ただけで、読まなくても書き手の思想はすぐ分かる。「日中戦争」「太平洋戦争」とあれば、それを書いた人は、先ず「東京裁判史観」に染まった者である。「日本悪かった論」者である。トランプ前大統領が強調した「アメリカファースト」ではない。「日本ファースト」ではなく「日本ラスト」である。日本という国はなくなるべき国であるとなる。

 そのうち、近所の交番には、日本語の余り通じない支那人か朝鮮人、あるいは黒人が、国連本部から国連職員として派遣されて来て、お巡りさんの席に座っているかも知れない。事件が発生しても、先ず国連本部に問い合わせることになり、一時経って、本部から係員が派遣され、会議でも開かれる。そうしている間に、被害者はとっくに死んでしまう。犯人は逃亡し、探せど見つからないとなる。満州事変でリットン調査団がやって来た。そして蒋介石は正しい、日本は悪いと結論を出した。日本は怒って国際連盟を脱退した。

 医療現場も同じである。急患が運び込まれても、国際医師団の派遣を待つことになるのかも知れない。現場での解決は許されない。現場での措置は国際主義に反するから、宜しくないと言うことで、それを行ったものは処罰されかねないのである。国際主義万歳の時代になろうとしているのか。