「赦しとは、もとより起ってはいないことを
知覚しないことにより、実在しないものに対して
適切に応答するようにと、あなたに求めるだけ」
もとより起っていないとは、起っていると
思っている普通な考えでは無理無理ですね。
まずこれは起っていないことだと心から
思えるのかを試されますね。
それができないと、やはりこれは、この知覚は
真実だと普通に思います。
“森 信三 運命をひらく 365の金言 10 「本との縁づくり」” の続きを読む
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「赦しとは、もとより起ってはいないことを
知覚しないことにより、実在しないものに対して
適切に応答するようにと、あなたに求めるだけ」
もとより起っていないとは、起っていると
思っている普通な考えでは無理無理ですね。
まずこれは起っていないことだと心から
思えるのかを試されますね。
それができないと、やはりこれは、この知覚は
真実だと普通に思います。
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おいと呼ぶ にも笑顔、
はいと返事するにも笑い顔。
人間として大事な二か条
人間として大事なことはたくさんあって、それらを一々あげ出したら、まったく際限のないことだといってもよいでしょう。ですから、それらを一々ならべるよりも、それらをギリギリの処までしぼって行って、最後に残るものは何かということをハッキリさせることのほうが、実さいにはより大事ではないかと思うのであります。
ではわれわれ人間として、色いろ大事なことがありながら、最後のギリギリ一つの手前のところまでしぼってゆくと、
(一) 一たん決心した以上は、必ずやり抜く人間になるということ
(二)もう一つは、人に対し親切な人間になるということ
以上の二つだと思うのであります。
しくじったり、やり損なったことばかり考えないで、
もっと積極的なことを考えるようにしてごらん。
人間の生命に値する生き方
この地球上には、人間以外にも無数に他の生き物がいるにもかかわらず、われわれはとくに「人間」としてこの世に生まれて来たわけですが、しかしそれはなんらわたくしたちが努力したせいではありません。
つまりわたくしたちは、自分として何ひとつこれという努力もしないのに、こうして一切の生き物のうちで、いちばん高い位置にある「人間」としての「生命」をあたえられたわけであります。
したがってわたくしたちは、どうしてもそれに値するるような生き方をしなければならぬわけであります。
大事なことは、この「人間」としてのわたくしたちの一生は、二度とやり直しの利かぬものだということであります。
自分でだいぶ良くなったと思ううちは、
まだ本当に良くなっちゃいないんだよ。
本当に良くなったら、そんな自惚れなんか
考えないんだから。
自己を鍛える最上の場所
河水の濁りを清めるには、まず遡ってその源を清めるほかに途はありません。
同様にわたくしどもも、自己を鍛える最上の場所は、結局は家庭のほかにはないでしょう。
かくして家庭生活こそは、実に人間修養の根本道場というべきであります。
もしこの趣が分かって、家庭おけるわが生活の根本的な立て直しの覚悟が決まったとしたら、もうそれだけでも、その人の態度の上に、一種の緊張が見られることでしょう。
すなわちそこには、未だかって見られなかったような凛子たる人間的緊張と、それに伴うゆかしさがうかがえることでしょう。
明日死を迎えるとしても、
今日から幸福になって遅くない。