ある集い

およそ一年ぶりに飲み屋さんでの集い。学生時代の5名が(いつもですが)集いました。70歳近くの年齢になりますと、さまざまなそれぞれの家族や親類の方の変化が大きく、また自身の体の状態も変化して、すこし開催の時間的な間が伸びていました。

酔うほどに話が広がって、4時間です。四国巡礼の旅に出かける機会が多い方もみえて、「般若心経」や「この世の真理」の話にもなりました。仏説についてその意味は「色即是空 空即是色」につきること、不変なる物は空で、変化するもの(無常)は色、とわかったような言葉が酔いに任せて口をついて出てきました。

翌日再び心経の意味を調べていました。今まで何度も学んではいたのですが、その場その場で理解が違う感じです。宇宙や人生の真理を知って、そのあまりの単純さに心打たれたブッダでしたが、このことをたった一言の人は「無明」ということばで語り、「無明」を去れと説き続けたようです。仏教の始まりです。

「心経」の学びから始まって、仏陀のことばの調べから気になった言葉群を紹介させていただきます。

  • 最大の名誉は倒れないことではない。倒れるたびに起き上がることである。
  • 因果によるものはすべて「無常」 このことを知るとき、人は苦しみから逃れられる。
  • 眠られない人に夜は長く、疲れた人に道は遠い、正しい教えを知らない人にその迷いは長い。
  • 壮大な岩が風に動じないように、賢者は非難と賞賛に動じない。
  • 地上の王座より輝かしく、世界の支配よりすばらしきものは、解脱の最初の法悦の瞬間である。
  • 愚かな人は「私には息子がいる」「私には財産がある」などと言って、それで思い悩むが、自分自身がそもそも自分のものではない。ましてや息子や財産が自分のものであろうか。

気になるってことは、できていないことなんですね。まずブッダの「無明をされ」を日々すこしずつでも実践したいものと感じさせます。