テネモス通信 vol.38

人間が生きていく上で最低限、必要なものは、安全な水と食べ物と住むところです。これさえあれば、なんとかやっていけます。しかし、現状は、家を失った難民があふれ、さらに増えつつあります。

食べ物を大量生産するための農薬や化学肥料の使用は、使用し続けることにより、土地から要素(エネルギー)が失われ、連作障害がおこります。

連作障害がおこると、化学肥料を大量使用します。肥料の大量使用は、環境汚染につながります。世界中の川や湖、海の汚染、富栄養化の問題が深刻化しています。

自然のバランスが崩れると、バランスをとるために、虫が発生します。虫は必要として出ていますが、それを害虫と呼び、殺すために、多量の農薬が使用されます。高毒性の農薬は中毒の原因にもなり、残留農薬の長期にわたる摂取は健康に害を及ぼす可能性もあります。

世界中でおきている現象です。

汚れが出ると、自然界は台風や地震などの現象で大掃除をします。それを人間は天災と呼びます。天災は、自分たちが出した原因の結果です。もう、待ったなしの状態です。私たちにできることはなんでしょうか。

まず、汚れを出さないことです。

ほとんどの人が当たり前のように合成洗剤を使って体や髪や衣類を洗ったり掃除をしていますが、自分が出した排水を飲めますか?

もちろん飲む必要はありませんが、自分が飲めないものを毎日平気で垂れすことはことはもうやめませんか?

せめて洗剤を減らしてみたり、手洗いしてみたり一手間かけて汚れを出さない工夫をしてみませんか。

私たちは殺人を非難します。しかし、そのような排水を流すことは、人間より弱い自然界の魚や排水管や自然界に住む微生物たちを毎日殺しているのと同じではないですか?

次に安全な食べ物を自ら選択することです。まじめに、安全な食べ物を作ろうとしている農家の方々は今、大変な思いで作っています。安全な食べ物が人間の基本であれば、安全な食べ物を作る農家も基本ということです。

ニュースであるフランスの農家の方が言っていました。農産物の価格は下がり、無償で働いているようなものだそうです。国は自分たちのような生産者を守ろうとしないと。

国を変えることはできません。私たち一人一人が変わることです。安いからでなくて、買う前に、なんでこんなに安いんだろう?と疑問に思うことが大事と思います。味噌や醤油なども、本物を作るのには手間もお金もかかります。ナチュラルな意識の人が作ったものを、適正な価格で買うことです。

意識は原因です。疑問に思う人が増えると、集合意識が変わり、現象も変わってきます。自分が出したお金が必要なところに回っているか?そう考えてお金を使うだけでちゃんとしたところにお金がまわり、正常なサイクルに変化していくのではないでしょうか。

また、何かあっても国が守ってくれると思わないほうがよいです。国は国民を税金を納める奴隷としか見ていないのではないでしょうか。

国は法律という基準やルールに基づいているわけですが、基準やルールを決めることにどれだけ税金が使われているか。そして基準やルールを守るための組織にどれだけの税金が使われているか。基準やルール以上の想定外の出来事がおこったときに、どれだけの税金が使われているか。

最低限の基準やルールはもちろん必要です。ニュースなどもただぼーっと見るだけでなく、原因に意識を向けながらなんかおかしいんじゃないか?と疑問に感じながら見る人が増えれば、集合意識がかわるので結果が変わってきます。

原因に意識を向ける人が増えれば増えるこそ、天災はおさえられます。いくら訓練をしたり、物理的に堤防を作っても、天災を防ぐことはできません。天災の目的は、掃除です。物理的な掃除はもちろんですが、汚れを作った人間の誤った心(意識)を正しくするのが目的です。

弊社の商品は、自然のしくみを応用した商品です。開発者飯島秀行が、物質として形に残してくれた宝物です。自然のしくみってどういうことなんだろう?と自然の法則に興味を持ち、一人でも多くの人が意識を動かしてくれればと思います。自然のしくみを理解しようとする心こそが、自分の身を守る一番の近道と思います。