手もみクルミ

44年前に埼玉県の関越道新座工区工事で新卒教育指導員になってくださった仙台のY先輩が名古屋に来てくださいました。40年前にお別れしてからは2度目の出会いとなりました。今年75歳になられる方です。

そのときにはこちらの指導生でした後輩のUさんも同行して来てくれました。Uさんとはこの40年間で6度ほどお会いできました。土木の会社をやめても付き合いができる幸せをいつも感じさせてくれます。

娘の供養で、仏前にてお経もあげてくださいました。翌日は初めてとおっしゃるYさんの伊勢神宮の参拝に運転手としてご一緒させていただきました。伊勢のフルコース、瀧原さん、伊勢外宮、内宮そして磯部の伊雑の宮へ参拝できました。

伊雑では新嘗祭に奉納されるお米の生産田をごらんになっていたく感激されてみえました。Yさんはお土産としてクルミをくださいました。古代から体の鍛錬法として手もみのクルミは有名です。このクルミはYさんの近くの神社で取れる自然のものです。ですがこのクルミが手もみにぴったりらしいのです。手の中に3つを握って転がしていると、手の中に在る数々のつぼを刺激し、血流がよくなり、ボケ防止や冷え性にいいとおっしゃるのです。

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実は会社の席ではエアコンの風の死角になっていてとても冷えるので、右手が冷たくなる傾向がありました。さっそくただいた日に実験しました。そして成果を翌朝の伊勢参拝の朝食時に報告しました。もちろん成果大なのでした。

「東京の人にも話したんだけど、それっきりで・・・。そんなにいいならとにかく送ります。値段はつけられないのでとにかくご希望の方に最初差し上げてください。」

ということで4日後届きました。青い袋は男性用で大きく、ピンクの袋は女性用で小さいです。どちらも3つ入っています。

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伊路波いちばを訪ねてくださった方でご希望の方に10円にて進呈させていただくことになりました。

手もみクルミ(進呈品)

クルミの実から、取り出した後乾燥させ、手作業で細かい溝に入ったゴミを取り除きます。そのあと洗って再乾燥させ、最後にとがって触るには痛い部分をヤスリでするという作業を経て完成です。