「ヒラリー裁判とトランプ暗殺計画」 奥の院通信 R3 7/24

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2021年4月14日(水)、グアンタナモでのヒラリーの裁判法廷は、検事役のジョン・G・ハニンク海軍中将が、ヒラリーと彼女の選挙対策責任者だったジョン・ボデスタンとの間の一連の電子メールのやり取りを、3人の将校の裁判官に呈示するところから始まった。

 このメールのやり取りは、2016年9月28日と10月10日の夜、それぞれ第1回と第2回の大統領討論会の後に行われたものだった。 
 ハニンク中将は、「電子情報の科学捜査が、これらの暗号化されていない電子メールがこの拘留者のノートパソコンから発信され、そのIPアドレスはニューヨーク州チャパクアにある彼女の自宅に繋がっている、ということを証明した」とハニンク中将は言った。
 ヒラリーからポデスタに送られた最初の電子メールの日時は2016年9月28日午後6時45分で、そのメールの中で、ヒラリーは討論会の聴衆の多くが自分のアメリカに対するビジョンよりも、トランプのアメリカに対するビジョンを支持していたように見えることに怒りを表していた。

 ハニンク中将は、法廷で短いメールを朗読した。
「彼(トランプ)は思い上がった愚か者だが、彼のメッセージは危険なまでに、みじめな人々(トランプ支持者)の集団の心に響いている。あの間抜けが話すと、彼らは耳を傾ける。心配はしていないが、私たちは彼をもっとよく見張っておくべきだった。これからは、しっかり見張っていなければならない。さも無ければ、事故が起きてしまう」

 「30分後、ポデスタはヒラリーに返信した」とハニンク中将は言い、ポデスタの返信を読み上げた。「事故は以前にも起きたことがあり、又起きる可能性がある。だから、人々は、事故を避けるために気を付けなければならない」
 ハニンク中将はこのメールは、さらなる文脈がなければ、漠然と解釈できる訳の分からない話の寄せ集めに過ぎないが、2016年10月10日のメールのやり取りの文脈を考えると、ヒラリーとポデスタの隠されたほのめかしは、突然大統領候補に対するあからさまな脅迫になる。
 ヒラリーのメールは、第2回大統領討論会が終わった日の夜、ポデスタに送信された。それを読み上げる。「あの野郎が、自分が大統領になったら私が刑務所に入ることになる、といったことがまだ信じられない、ついでに言えば、彼が私を刑務所に送ることも、彼が大統領になることも信じられないわ。そして、あの間抜けたち(トランプ支持者)は、彼に割れんばかりの拍手を送っている。彼にはお金があるが、それは、彼が無敵ということではない。・・・彼が私に触れるチャンスなどある訳がない。私たちはそれができる。どう思う?」

 ハニンク中将は、手錠をかけられたヒラリーを見て、自分の振る舞いについて、何か話したいかと尋ねた。彼女は暗い怒りを抑えた目を彼に向けたが、何も言わず、無言を貫いていた。
 「あなたの沈黙が、多くを物語っている。拘留者ヒラリー貴方はこの法廷を脅すことはできない」とハニンク中将は続けて言った。そして続けて、
 「ポデスタは1時間後に、彼女に返信している。『あなたが今夜、お酒を飲んでいるのかどうかわからないが、言葉には気を付けて。彼は、無名ではないし、彼を舞台から取り除くには、面倒な予防措置が必要です。配管工が必要かもしれません』と。」

 シークレットサービスは、ドナルド・トランプ氏の大統領在任中に、彼に対する132,000件以上の脅迫を調査した。そして、その人々はここで誰も裁判にかけられていない。 

 ここで、ハニンク中将は、議場のドアを守っている憲兵に、「軍の証人が証言をする準備が出来ているか」と尋ねた。すると憲兵たちは一旦部屋を出てジョン・ポデスタを連れて戻って来た。
 両手を拘束され白い囚人服を着用していた。トランプ大統領の権限で活動している米軍特殊部隊は、イースターの日曜日にポデスタとその妻メアリーを逮捕していた。ポデスタはヒラリーの真向かいに座らせた。ヒラリーは、嘗ての友人であり、選挙対策責任者だったポデスタを、じっと見つめていた。

 ハニンク中将は続けた。
 「拘留者ヒラリー、この男(ポデスタ)はもうすぐ、自分自身に対する裁判を受けるが、あなたとは違って、彼は話をしたいそうです。」
 また抑留者ポデスタに、「私はイエスかノーの答えが欲しいので、私が指示するまで、その答えについての詳しい説明はしないで下さい。メールの件は横に置いておいて、ヒラリー・クリントンはあなたに、面と向かって直接ドナルド・トランプを暗殺するつもりだと明確に言いましたか?」
 ポデスタは「はい」と震えるような小声で証言した。

 続けてハニンク中将は尋ねた。「この法廷で正確にヒラリーが何と言ったのか話して下さい」と。
 「ヒラリーと私は、チャパクア(ヒラリーの自宅)で一緒にいました。第2回討論会の3日後でした。彼女は私にトランプを殺害する人を雇うように頼みました。結局、私たちは実行しませんでした。リスクが高すぎました。しかし、彼女は私に何日にもわたって、これに対処するよう、絶え間なく執拗に言い続けました。彼女は500万ドルを支払う用意がありました」とポデスタは言った。

 ハニンク中将はポデスタに誰を雇うつもりだったのかと尋ねた。
 「彼女には、多くの元諜報機関・CIAの友人がいます。私は4,5人のリストを持っていました」
「私はそのうちの一人に250万ドル、海外の銀行口座に送金し、その仕事が終了した時に、残りの金額を支払う予定でした」
「ヒラリー・クリントンの指示で、ですか?」とハニンク中将は尋ねる。
「はい」とポデスタは答えた。

 ここでハニンク中将は、暗殺者となる予定だった人物の名前を尋ねた。
 ポデスタは、さすがに「自分とクリントンに関わりのある殺し屋の名前は、公表しなくてよいと約束されている」と抵抗した。
 「ヒラリーのアイデアで(暗殺は)中止になったのですか?」とハニンク中将が尋る。
 「いいえ、私の考えでした、私はそれはとてもリスクが高いと思った。私は彼女に内緒で中止しました。私は約束通り残りの250万ドルを留保した」と、ポデスタは答えた。
 「あなたは協力の見返りに、極刑以下の刑罰が保障されているからといって、証言を捏造していませんね?」とハニンク中将は念を押した。
「私が今日言ったことは、真実です。ヒラリー・クリントンは残忍で自己陶酔的で、凶暴な女性です」とポデスタは言った。彼は法廷の場から、護衛されて退場した。

 最後に、ハニンク中将は法廷で4月15日(木)午後に最終的な証拠を提出すると述べ、ヒラリー・クリントンに対する軍の訴訟を裁く将校(裁判官役)たちに、一つ一つの証拠を、注意深く慎重に比較検討するよう強く要請した。
 そして、次回法廷は4月15日(木)正午に再開すると宣言した。情報筋によると、ポデスタの法廷は5月4日(火)に始まるとのことである。