「二回目の裁判」 奥の院通信 R3 4/22

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ヒラリー・クリントンの軍事裁判第一回目は、彼女が発作を起こしたが仮病と判断された。第二回目は4月13日に行われた。この裁判で3人の裁判官は、彼女の運命を最終的に決定することになる。

 今から10年前の2010年1月、カリブ海のハイチで22万人の死者を出す巨大地震が発生し、この時、26人の子供たち(ハイチ人23人、アメリカ人3人)の失踪事件があった。ハイチ政府は、この子供たちは地震で孤児になったと推定していた。

 ところが、実はこの失踪にはヒラリーのクリントン財団が関与していたと、検事役のH中将は指摘した。そして、この事件はアメリカ国民を巻き込んでいるのであるから、クリントンの罪を裁くのは法廷の義務でもあると、H中将は主張した。

 3人のアメリカ人の子供は、この島で布教活動をしていた聖職者夫婦の子供だった。地震発生の翌日、ハイチ当局は倒壊した自宅の瓦礫の中から、子供たちとベビーシッターと思われる年配のハイチ人女性の遺体を発見した。両親は震源地に近いポートフランスの西にある村で、ボランティア活動をしていた。

 ハイチ政府は1週間掛けて、行方不明の両親を見つけようとしたが、夫婦は地震で死亡したに違いないと言う結論が下された。H中将は法廷でこう言った。「2010年1月4日、当時国務長官だったヒラリー・クリントンはルネ・プレバル大統領に連絡を取り、地震で生活が破壊された親のいない子供たちを支援したいと言った」と。

 H中将はここでヒラリーとプレバルとの間で交わされた一連のメールのやり取りを公表した。その中で、クリントンは「自分も孤児の世話をする」という申し出をしているが、これはアメリカ政府ではなくて、クリントン財団を代表して行われており、財団は「子供たちが適切な養子縁組がされるまで、里親を探す」と明確に述べている。

 プレバルは、彼女が誠実であると信じた。彼が彼女に3人のアメリカの子供たちのことを話した時、ヒラリーは「自分も子供たちの面倒を見る」とまで言っている。しかし、ヒラリーには別に隠した思惑があった。彼女は自分が責任者を務める国務省には一切このことは通さなかった。だからメールは個人メールを使用したのである。

 なお、このプレパル大統領は2017年3月にポートフランスで、突然謎の死を遂げている(74歳)。

彼の死因はいまだ不明である。そしてこの年1月、トランプ政権が発足した。

 クリントン財団は子供たちを島から連れ出すに当たって、船をチャーターし、その船は子供たちを乗せた後、そのままこの世から消えたのである。国務省にも厚生省にも、この子供たちがアメリカの地を踏んだ記録はない。彼らはどこに行ったのだろうか?彼らは跡形もなく消えてしまった。

 ヒラリーのメールには彼女の名前があり、クリントン財団が子供たちの輸送を手配している。H中将は、このことを指摘した上で、ヒラリーに「何か言いたいことはありますか?」と尋ねた。

 審議が始まってからひと言も発しなかったヒラリーは初めて「財団に聞いて下さい」と言った。

 「貴女がその財団なのです。」とH中将は反論した。

 「クリントン財団は名目だけの財団で、貴女と財団は一体で、同じ存在です。」

 ヒラリーはじっと座り、沈黙した。

 それから、H中将は重要参考人として、財団の元会計士ベサニー・グリーンバウム氏を紹介し、彼女はヒラリーの犯罪行為を証言した。彼女によると、財団はスペインから運営されている「IYC Yacht Solutions」 に、1週間のレンタル料として300万ドルを支払った。グリーンバウム氏は、この船を「パーティーボート」と呼んだ。145フィートのスーパーヨットで、お風呂やサウナ、ミニバーを備えていたという。

 グリーンバウム氏は、「船がハイチへの航行を命じられて、マイアミに運ばれたことは知っている。それ以外のことは何も知らない。私は質問しないという分別は持っていた(聞いてはならない)。」と法廷で証言した。

 H中将は「被告のヒラリーはその支出を承認したのですか?」と尋ねた。

 グリーンバウム氏は「はい、そうです」と答えた。

 イタリア当局と「IYC Yacht Solutions」 は、ヒラリーに対する米軍の調査には協力を拒否した。2010年に豪華ヨットにかかる費用は30万ドルであるが、ヒラリーはその10倍もの費用300万ドルを支払った。これには、彼らの口封じのための費用が含まれていたのである。だからこそ、彼らは調査の協力は拒否した。この当時のヒラリーは、夫のビルがアメリカ合衆国大統領を務めておりファーストレディとして、またこの時は自らがアメリカ合衆国の国務長官として、この地球上では最も大きな権力を持った女性であった。

 従って、彼女は国務省を使って、公式ルートで、この子供たちを救うことは出来たのである。しかし、彼女はサイドビジネスを行っており、自分の個人的利益のために、子供たちの人身売買を行っていたのである。

長くなるので明日の通信で続ける。