平成5年ですから25年前、長崎県JR川棚駅前のマジックパーラーあんでるせんさんのことを知りました。津の赤塚さん経由と記憶しています。
実は最初に来店するきっかけはちょっと不思議だったんです。川棚の駅前からタクシーで20分間くらい山側に行ったところに波佐見町という町があります。後に初出場で春の甲子園を優勝した波佐見高校がある町です。
その町に住む達人Hさんを訪ねて、お約束の日に長崎空港からバスに乗って川棚駅前で降りました。そこでタクシーに乗ろうとしていましたら、なんと目の前に以前に聞いていたあんでるせんさんがあるではありませんか。なんでもすぐやってしまう性格ですので、お約束のHさんにはお電話をして、その旨をお伝えしてそのときたまたま席があいていたお店に入りました。
そしてその日が人生を大変化させるほどのショックをいただいた日となったのです。Hさんとのお約束の午後1時頃は大幅に遅れ、午後8時に到着となってしまいました。あんでるせんさんのことをよく調べることもせず直感で入ってしまい、Hさんには大変に非礼を働いたと、今でも反省しています。
そんな初体験の「あんでるせん」から25年間で9度目の訪問が今年2月9日(金)となりました。それまでの25年間でたくさんのご縁の方をお連れしました。とにかくこの感激を共有して欲しいとの強い思いがありました。そしてそれぞれの方のその後の人生に何かの参考になれば嬉しいと感じました。
2月8日に名古屋空港を出発してその日の午前11時からのショーを予約するために昨年の12月1日の午前8時に電話をしました。二ヶ月前の1日の午前8時が二ヶ月先の一か月分の予約スタートの時刻なのです。名古屋からの6名分の航空券は手配済みです。そして現地直行の2名の方の分と合わせてあこがれの椎葉山荘宿泊8名の手配も済んでいました。
めずらしく4回ほどのコールでマスターの奥様が電話口に出られました。ところが目標の8日の予約は「あるミュージシャンさんの貸切」で取れません。それで9日にお願いしました。カウンター前の特等席には4人が座れることになりました。2番から9番までの予約番号で2月9日となりました。ふしぎを感じると同時にほっとした瞬間を味わいました。自分だけのことならば何でもOKなのですが、多くの人々が関わることは少し緊張します。
初めの予定は8日に「あんでるせん」終了後、椎葉山荘に宿泊し、そこで皆さんとともに出来事をシェアーして温泉とすばらしいお料理を楽しむというイメージでしたが、ぽっかりと8日が空いてしまいました。
さまざまなことは決められていたかのようにスムーズに進みました。8日午前6時50分にセントレアに集合した6名です。まずぽっかり空いた今日8日、どこに行きたいかの希望を皆さんに聞きました。軍艦島、グラバー亭、平和記念碑、大浦天主堂などたくさん出ました。長崎への空路でANAのワイファイを使って、パソコンの天才のTさんに旅程のイメージを編成していただけました。
ゆったりとした長崎観光の一日となりました。
始めに急な坂を上り、グラバー亭です。そしてその後天主堂のふもとの有名なちゃんぽんめんのお店「四海楼」でちゃんぽんめんと皿うどん両方を食べることができました。
そして今回の旅で行くことなどは夢にも思わなかった世界遺産の「軍艦島」への上陸がかないました。
椎葉山荘で温泉を堪能し8名そろってすばらしい宴会となりました。その後男性群の部屋で二次会です。12時頃散会となりました。
翌朝午前10時にお宿を出発、30分の時間で「あんでるせん」に到着。11時にはお店に入場となりました。いつもお食事から片付けそしてお勘定が済んでからのショーの開始です。その間3時間くらいの時間が過ぎます。予定日の逆転で終了後の名古屋行きの飛行機の出発時刻にはギリギリと感じていました。
さて入場。カウンター席に3人。大きなテーブル(10人)に5人と指定されました。いつも長い待ち時間をどのようにすごすのかも知れず、個人やグループは思い思いに時間をすごします。おそらく今生で最後になるであろう九度目のあんでるせんさんで何があるのかあるがままです。
丁度奥の席の角に座りましたら、エルの席のお隣に活発そうな笑顔の素敵な女性が一人で掛けられました。この方とまた連なる仲間とのご縁の時間です。九度目の訪問がこの待ち時間と最後にハイライトが待ち受けていました。
「どちらからおみえですか。?」
「佐賀です。」
「近いですね。」
「あんでるせんさんへのきっかけは。?」
いつもは無口(笑)なのですが、なぜか質問をしたくて矢継ぎ早です。ただのおじさんの好奇心もありますが。
「私、長崎に縁があるのか原爆記念日の8月9日生まれなんです。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
思わず握手です。同じ誕生日です。
およそ30名の方との今日のご縁の中で同じ誕生日の方がみえるだけで、1/365の確率です。わずか0.3%です。まず隣に座る確率といったら1/365*30で、およそ1万分の1です。まずないですね。しかもこの方は昨日の8日に予約されて今日9日と12日しかあきがないですがどちらにしますかと問われ、今日9日を選択されたのです。さらにこの方のお母さんの誕生日が2月9日の今日。そしてこの方の予約番号が29番でした。
世の中に偶然はないといわれますが、何たる必然なのでしょうか。それからおよそ2時間にわたりこの方の物語をお聞きしました。15日に住処をたたまれ沖縄へ行き「旅人」になるという決意を祝福させていただきました。
「今日あんでるせんに来たことが、あなたの今の決意にきっと確信を与えることでしょう。」
そのようにお伝えしました。
2時すぎからショーは始まりました。
人の名前や誕生日、伴侶の名前や家族構成、結婚の有無や生き方の示唆などは今までどおりです。
貫通や物体の変化はものすごい進化です。スマホに500円玉が画面下に入る現象にはビックリです。
そして記憶。
過去が前(未来)にあるできごと。
物体のテレポーテーション。(瞬間移動)
この25年間でたくさんの現象を見せていただきました。一番驚いたことはあんでるせんさんの店の中で起きることだけでなく、その品物と持ち主しか知らない場所へ品物が移動する(テレポーテーション)ことでした。名古屋へ飛んでしまうのです瞬間に。
物体は実はすきままるけでスカスカと久村さん(マスター)は語ります。意識がものすごいエネルギーを呼び込み物質を変容させます。不可能はなく人間は無限の能力を発揮することができるのだとの強い言葉群です。
9度目の「あんでるせん」の体験の最後が迫っていましたが、今日はとてもショーが長くて飛行機の出発時刻も迫っていました。途中でお店を抜けて車をお店の前につけました。みなさんは楽しみのフォークやスプーンのまがったものの購入です。
短い時間同席いただいた女性に別れを告げ、直行のお二人にも別れをお告げして一路長崎空港へ急ぎます。午後6時35分発とずっと思い込んでましたが、途中実際は15分発と判明し、ますます車は勝手にスピードを上げました。高速道路で遅い車を抜かすべくウインンカーを右に出したとたんものすごいスピードの車が右のサイドミラーに映ったので追い越し車線に出るのを一時やめました。
そのあとすぐにスピードを上げて追い越し車線に出て猛スピードで空港近くのインターチェンジに到着。料金所の近くの左車線脇にはパトカーの警官と若者と白い車。おそらくさっきの猛スピードの車でしょう。
ギリギリで飛行機には間に合いました。天のご加護を感じました。
到着後みなさんでさよなら食事会を空港内の刀削麺(とうしょうめん)のお店でしました。
店内の天井を見上げれば「万事如意」の赤い提灯でいっぱい。
あんでるせんツアーは「万事如意」の確認の旅立ったよと、示唆されているようでした。
今生で強いインパクトをいただけた「あんでるせん」。そのお役目を担った久村さんとのご縁を深く感謝しています。