令和6年2月13日のお昼にご縁の方々と共に
東京の致知出版社の会議室にいました。
藤尾秀昭社長との初めての邂逅です。
ご紹介者のSさんを除いての3人はすべて
藤尾様とは初対面です。
令和5年1月31日が実はその日でした。
その頃坂田先生が入院されてご一緒叶わず
一年の後の実現となったのです。
このお正月に月間致知は創立45周年を迎えました。
森信三先生が藤尾様に10周年の時おっしゃった言葉
「藤尾さん致知を読む人が10万人を超えたら
この社会が動くよ」
45周年を迎えて致知の読者11万人に到ります。
昨年の甲子園で東京の慶応義塾高校が優勝。
その時に高校生の部員たちが木鶏塾を開催していることが
知られます。
木鶏塾とは月間致知を読んで、その読後感をシェアする
塾で毎月開催です。
さらにこの国の高校生で木鶏塾の会員となっている数は
500人となっていると藤尾様です。
たしかに日本は動いています。
45周年を記念して新刊「一生学べる 仕事力大全」が
上梓されました。
今までの致知での74名の方のインタビューの模様を
記した太い本です。
このご本の一番手が稲盛和夫さんそして最終の方が
森信三さんです。
毎月読書会で「修身教授録」を輪読していますが、
その著者の方で、致知出版社のベストセラーです。
その最終章「わが言葉の人間学」を読み進みましたら、
とても心に響く言葉にお会いできました。
言葉、読書、人生
ー話は戻りますが、言葉というのは同じことをいっても、それを発する人によって、まるで響きが違ってくるということがありますね。
それは各人、一人一人が自分の全一生を背景にして、言葉を発していますからね。
ーああ、全一生が背景に、根っこになって生えてくるもんだ、と。
そうそう。で、これは背後にではなくて、上下にしたらよくわかる。重さがずっとかかるから。
ー私が先生の人となりを知るのも先生が話された言葉によって知るわけですが、その先生の言葉に真実の響きがなければ、誰も感動しないわけです。
そこで書いたものと話したものでは次元が違うということ、書いたものを平面とすれば、話すほうは立体。
だから「書いたものを読んだだけじゃだめ。師匠につかないといかん」という理由もここにある。この場合の師匠というのは個人です。やっぱり、一対一ということを離れては命は伝わらんのですよ。
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ここまでですが、このことを読んで話すことを
始めてみようと強く思いました。
通常の伊路波ミーティングで皆さまのお話を
互いにお聞きした後お時間が残りましたら、
のこったお時間を「今日の徒然」と題して
なにかその時思ったことを語らせていただきたいと思います。
「徒然(つれずれ)なるままに ひぐらし すずりにむかひて
心にうつりゆく よしなしごとを
そこはかとなく かきつくれば
あやしゅうこそ ものぐるほしけれ」
大好きな吉田兼好の徒然草の書き出しです。