分からなかったことが・・「食育と武学」

令和4年8月26日(金)Iさんとの
ランチのお約束を、Iさんになんの説明もなしに
変更で付き合っていただいた、
「食育と武学」のセミナー参加でした。

栄のスタジオ「スタスタ」での金山有美さんによる「食育」と
矢野達也さんによる「武学」の体験ワーク。

「食育」は子供と親の参加で、ごはんが
身体に何をしてくれるのか、野菜が何を
してくれるのか、そして掌から出る「おいしくな~れ!」
のパワーでおむすびをむすぶなどの実践です。

途中で見学の二人が会場に入りますと
驚いた孫のるりさんが寄ってきて
小さなおむすびを掲げて「これ私が作ったのよ!」と
得意げでうれしそうです。
小さな子供にも包丁のあつかいとかを教えて
親と共に食事を作る楽しさを実感できる
幸せなお時間と感じました。

コラボとなった「武学」。
「武」の字は「戈」を「止」と書き、
武学では争いを止めることと説いています。

何よりも相対するお人への「禮」が大切と、
その禮の所作について実体験させていただきました。
そして「今まで理由がわからなかったこと」の
数々が分かってきたのです。

まずお人に相対した時の「禮」について。

自分の所作の一番整う位置を「フィンガーリング」の
強さによって判別していきます。

頭を下げる角度による首の「頸椎」の角度。

そして頭を下げながらの「胸椎」の開き具合。

そして「仙骨」の位置。

さらには両足のかかとを付けながら
「つまさきの開き具合」を決めます。

そして「側手」両手をそろえ足の側面から
どの位置にあればもっとも「フィンガーリング」が
強いかを試します。

そしてお相手に集中しての「禮」。

いい加減にすればお相手との手合わせによる
力比べに簡単に差がつきます。

そしてあとは「宇宙観」ともいうのでしょうか、
無限を感じるとでもいうのでしょうか。

以上で盤石の「禮」が出来ます。

先に述べた数々の内、つま先が整っていないと
簡単に力比べの差が出ます。

その他の数々の所作が整っていなくても
差が出てしまうのです。

さらに「禮」も近くに集中している「禮」は
弱く、集中する物が遠ければ遠いほど
力は出ます。

なんせやってみなければわかりませんね。

そして驚くべきことの体験が待っていました。

縦一列にお人が並び、前の方の肩を
かるく支えます。順番にです。

そしてその隊列の一番後ろの方に集中して
整った「禮」をします。
その「禮」の姿勢のままゆっくりと前に出て
一番前列の方の肩を軽く押しますと
全てのお人が後ろに倒れていきます。

6人くらいでも同じ結果。
まるで超能力者のようです。

さらにこのことは一番前の人の肩に
触れなくて手をかざすだけでも同じように
全員が倒れていくのです。

大事なことは全員がこのことをかわるがわる
体験しましたが誰がやっても同じように
出来るという事です。

整えて意識エネルギーを集中すれば
出来ないことはないという証明です。

そしてここからが「今までわからなかったこと」の
証が始まりました。

イエローハットの「凡事徹底」と掃除で
高名な鍵山秀三郎さんの言葉。

社員さんに「掃除だけしていればいいです」と教え
「?」の社員さんたちは不思議なぐらい掃除ばかり。
それでも社業は発展していきます。

何故掃除が?

ここで「武学」の実践体験です。
濡れ雑巾で各自の回りの床をふき掃除します。
その後自分の拭いた床の上に裸足で立って
力比べをしますと大きな差で相手がよろけます。
(拭き掃除をした場所に立っていない相手です)

さらに三歳半のるりさんがやはり床を拭き掃除。
その後おとうさんを押します。
するといつもは全然大丈夫のおとうさんが
後ろによろけるのです。

また普通は男女の力比べでは男性が
圧倒的に力が強いですが、女性にるりちゃんを
片手に抱かせて力比べをしますと、女性が
勝るのでした。

「なぜ?」

坂田先生は「人生とは心をきれいにすること」と
おっしゃいました。

子どもは無邪気であるので心がきれいです。
また掃除はもしかして、特にトイレ掃除は
美人になるとも言われていますが、心が
綺麗になり、元気になるのかもしれません。

そのきれいな心が雑念のお相手に勝るので
しょうか。
そうとしか感じられない驚きの体験でした。

金山様、矢野様ありがとうございました。