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米軍に配布されていたコロナ・テスト用の綿棒の一部が、致死性のバクテリアに汚染されていたことが判明した。ウォルター陸軍医学研究所(WRAIR)の医師で、感染症が専門のジェイコブ・ダウニング医師(大尉)は「その細菌は肉食性で皮膚下の組織を殺し、壊死性筋膜炎を引き起こす可能性がある。その症状が起きる前に、静脈に抗生物質を投与しないと死に至る」と語っている。
昨年12月27日、WRAIR研究所は1通の報告書を受け取った。
テキサス州サンアントニオにあるラックランド空軍基地からのもので、3人の空軍兵士が鼻腔に、綿棒テストを受けてから72時間以内に壊死性筋膜炎の症状を呈した。そのうちの2人は、報告が届く前に既に入院して、集中治療を行っていたという。また、1人は顔面に潰瘍と疱疹が出て、黒斑を生じていた。その上、鼻腔の両側から膿が出ていたという。
「1人は綿棒検査を経て3日後の12月21日にブドウ球菌の症状が出ていた。ラックランド基地の医療班は経口抗生物質を投与してきたが、効かなかった。24日には急性尿細管の壊死と敗血症を併発し、臓器不全まで進んでしまった。集中治療室に入れられ、広範囲の静脈内抗生物質投与の治療コース全部を受けた。基地の医療班は、患者の顔面の一部を切除しなければならないので、今や腎臓移植と植皮も必要となっている」とダウニング医師(大尉)は語っている。
また、「2人目の患者も、これと全く同じ症状である。鼻腔に綿棒テストをしてから数日後に、連鎖球菌毒性ショック・シンドロームに陥った。幸い、臓器が閉鎖する前に静脈治療を受けていたので、予後は快方に向かっている。但し、多少の身体障害は残るだろう」と語っている。
3人目の患者は不運だった。手術の執刀医が必至で肝臓、腎臓、そして肺臓が、逐次的に機能停止するのを食い止めようとしたが、失敗に終わった。何とか助けようと12時間も戦ったのであるが、その甲斐がなかった。
ダウニング大尉は治療報告書を査閲したが、感染症による患者の損傷は既に全身に及んでいたため、生き残る可能性はほとんどなかった。
「患者の症状と綿棒使用の関係は直結している。そこでラックランド基地に対し、鼻腔綿棒使用を中止し、未使用の綿棒を至急送るよう指示した。それを入手して分かったことは、調査した結果は驚くべきことだった」
コロナの鼻腔綿棒による診断は、咽喉の連鎖球菌を検査する綿棒検査と似ている。咽喉綿棒はこれまで何十年も使用されてきた。本来、鼻腔検査によるサンプルは実験室で特殊な培養プレートに置かれ、バクテリアが増殖するのを見る。特定のタイプの感染菌は化学検査で判明する。バクテリアが増殖しない場合、コロナは陰性であり(免疫が正常に働く)、その人はコロナ菌を持たないと判定される。しかし、バクテリアが増殖するとその人は陽性者である(免疫が作動しない)。
ミリタリーは、「コロナ検査用のみに使用」と書かれた気密のパッケージを受け取った。「ラックランド基地に気密にした5000本の綿棒を送ってきた。その全部を試験室でテストした。ところが250本にメチシリン耐性を持つ黄色ブドウ球菌があった。それは現用の抗生物質の大部分に耐性がある。バクテリアは無酸素環境では増殖しないので、我々はパッケージそのものを検査した。そして判明したのは、250本入りのパケットに顕微鏡で見なければ分からない微細な穴があって、そこから菌が増殖できるくらいの酸素が入り込んでいたのである」とダウニング医師が報告している。
「これは明らかに意図して仕組まれたものと思われる。だから、誰がやったか見つけるのに鋭意努力している」と締めくくっている。
ここまで来ると、新たな生物兵器が米軍基地に直接打ち込まれた、と言うことが明らかになった。爆弾とは違って、静かに何事もなかったように装うことが可能な兵器が、打ち込まれたのである。これから、世界中の米軍基地にこの生物兵器が打ち込まれる予定だったのかも知れない。
この事実を突き止め、対策に乗り出すことを可能にしたダウニング医師(大尉)の功績は大きいと言える。ここも、今回の世界大戦の一戦場がある。こうして、今回起こされている世界大戦の現場が少しづつ見えてくる、現れてくる。