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今回は立花大敬さんのしあわせ通信238号『現成公案』読解(13)を2回に分けて紹介します。
引き摺り女・腰かけ男
(本文)
このみち、このところ、大にあらず小にあらず、自にあらず他にあらず、さきよりあるにあらず、いま現ずるにあらざるゆゑにかくのごとくあるなり。
(講義)
『このみち、このところ』とは、『あなたが今いる場所、あなたが今、歩いている人生の道は』ということです。
その道、その処は、他の人の処、道と比べてどうこう(大であるとか、小であるとか)いうものではない。それはあなたにしか居れない、あなたにしか歩めない、あなただけの絶対の処であり、あなたにとって最善、最上の道なんだから、というのが、『大にあらず、小にあらず』です。人と自分の比較ではないんだよというのが、『自にあらず他にあらず』ですね。
人によっては、私が今、こんなみじめな処にいるのは、過去にああいう事があって、あの人のせいなんだと過去の出来事をいつまでもひきずって歩く、“引き摺り女”さんがいらっしゃいますね。
また、オレの夢はこんなで、現在の自分の仕事はそれに到るための単なる腰かけなんだと思っている“腰かけ男”さんもいらっしゃることでしょう。
でも、本当は、今・ココで私が私しているという、そんないのちの実物だけがあるのですね。その今・ココのありのままのいのちの現実こそが絶対で最上、最高なんだと気付かねばなりません。それが、『さき(過去のこと)よりあるにあらず』なのです。
“「現成公案1」自分で自分を自分する ” の続きを読む