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ある評論家は「もう第三次世界大戦は始まっている」という。戦争という場合、国と国との間で戦闘が行われるのであるが、今回はその当事国が明確ではない。うっすらと見えるのは、アメリカ合衆国の国内で、闘いが起きていることである。これは目に見える形としては、昨年の大統領選挙から始まった。極めて大掛かりな不正選挙があって選挙結果を巡って、大騒動が始まったのが切っ掛けであった。
しかし、今回のこの「奇妙な戦争」は、2016年、前回の大統領選挙時に既に始まっていた。奥の院は、ヒラリー・クリントンを当選させるつもりであった。そこで、対抗馬として出てきたドナルド・トランプ氏に対するあらゆる妨害を加えた。しかし、アメリカ国民はこのトランプを選んだ。
そこで今回、トランプ2期目を賭けた大統領選挙となったのであるが、このトランプを再び通してはならないとし、奥の院は不正を含め、あらゆる手を使って彼を落とした。
そして、今回は他国である中華人民共和国(中共)が大きく関わってきた。2016年の前回大統領選挙時から、この中共が不正選挙に関わっていたのである。トランプ支持者の側は、この中共の大統領選挙に対する関与を、アメリカに対する侵略と見なした。そして、その侵略が、アメリカ国内の一定勢力と結びついている。具体的にはアメリカ国内の民主党勢力、共産主義勢力である。アメリカ合衆国を今の中共と同じような、共産主義一党独裁国家にしようとする勢力である。
さすがに、アメリカ国民の多くがこの事態に気付きはじめた。ところが、気付いてみると、既に事態は可なり進行していて、アメリカのあらゆる分野・階層にこれらの勢力は浸透しており、簡単には正常化などできないところまで来ていた。この事態を何とか正常化しようと立ち上がった勢力は、トランプ前大統領を中心としたアメリカ軍であった。彼らのことを表現する言葉がないので取り敢えず単に米軍としておく。
米軍の作業は遅々として進んでいないように見える。トランプ前大統領は既に大統領ではないので、正式な指揮権がない。従って、作業としては、トランプ前大統領が職を離れる直前に米軍に、発した期間限定付きの命令だけで進めてきた。彼らは、アメリカ国家に対する侵略行為をする者を、捕まえて処分するという作業を進めているのである。「沼の掃除」と表現している。それがあまりにも大掛かりであるため、戦争と定義することも可能なのであろう。
ところが、ここに来て中共が、香港問題に続いて新疆ウィグルの人権問題で、世界の非難を浴び始め、世界中の国から攻撃されるようになった。そして、これに対する中共の姿勢が強行であるため、紛争は更にエスカレートしつつある。アメリカは既に中共近海に空母打撃軍を展開しており、それに引き続いてイギリス、フランス、ドイツも艦隊を極東に派遣してきている。見た目には、今にも中共とのホットな戦争が始まるように見える。
歴史的に見ると、この香港問題や新疆ウィグルの人権問題は、今に始まったことではない。これまで国際社会は、この問題は見て見ぬ振りをしてきた。奥の院がそうしてきたのである。そもそも、中共を生み育ててきたのは奥の院である。従って、今回の事態が、本当に中共攻撃になるとしたら、何らかの理由で奥の院が考えを変えたということになる。もちろん、彼らは人類の福祉・平和といった善良な目的のために行動することはない。彼らの意図は常にその真逆である。
ここで、奥の院の意図を推測すると、何でもいいから人口削減を進めると言うことであるようだ。世界を破壊し、大量虐殺を進め、世界の人口を削減することを、本気で考え始めたと思われる。もちろん、この彼らの政策はこれまで一貫している。日本人には、先の大戦で原爆大虐殺を実行し、その効率の良さに納得し、これで行こうと決めたが、何となくこれだけで行くのは無理があると感じはじめ、その後、核兵器と合わせて、化学兵器や生物兵器も使用する体制を整えつつある。
ここで、奥の院は本気で中共を潰すと考えるだろうか。彼らは人口削減には極めて好都合な国である。今、中共が非難されている、例えばウィグル問題にしても、これこそ奥の院が実行したい政策である。それを中共が代わってしてくれているのであるから、これを潰してしまうと言うことはあり得ない。だから、この人権問題を巡っては、米軍と奥の院は、底では対立しているはずである。分かり易く言えば、奥の院は中共の人権弾圧・虐殺は大賛成であり、米軍を中心とした愛国者側は、これを止めさせようとする。その大バトルが今展開されようとしているのである。
表面的には、米中対立であるが、実体はアメリカ対奥の院という構図である。この構図は決して悟られてはいけないものであるから、そこは奥の院も慎重である。ウィグル問題は一見非難しているように見せなければならない。どこでこの問題の妥協点を見つけるのか目が離せない。今は、とにかくトランプの暗殺を狙っているはずである。いつ起きてもおかしくない。既に何度も試みられ、その都度、未遂に終わっているという。