「マルタ島にもあった”核シェルター”」奥之院通信 R3 7/6

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昨日の通信では、地中海のサルジニア島にあるヌラギと呼ばれる建造物について書いた。ところが、同じ地中海に浮かぶ更に小さなマルタ島にも巨石遺跡が存在する。

 地中海の交通の要であったこの小島には、現在までに約30の巨石神殿が発見されており、一部発掘されたものが15ある。そして、マルタ本島のハル・サフリエニの丘には地下神殿がある。この神殿は紀元前3千年頃から建設され始めたとされている。歴史では、この当時の人類はまだ金属の道具を知らないことになっているのであるが、この神殿が石器や動物の骨などを使用して建造されたとは到底考えられない。しかし、ここマルタには地下神殿が存在したと言うことを遺跡は語っている。

 この地下神殿の深さは地下3階で、33の石室を持つ迷宮になっている。その広間の用途などは分かっていない。最上階のホールは、普通の声で話をしても、部屋中に大きく響き渡る音響効果が施されているので、「神託の部屋」とされている。地下二階の広間にある柱と梁には、精巧な彫刻が彫り込まれているので、これは礼拝と儀式用の「聖なる部屋」とされている。従って、この地上にも、神殿が建っていたものと思われる。地下は「地下墓室」だったとの説もある。

 インダス文明の栄えた地域のモヘンジョ・ダロ上空を飛び回っていたヴィマナのことも、このマルタ島の地下神殿のことも、進化論に洗脳されていると何も分からない。エジプトのピラミッドも分からない。もちろん、それこそが奥の院の狙いとしているところなのであろう。分かって貰っては困る、分かろうと研究されても困る。

 モヘンジョ・ダロの町が一瞬にして廃墟と化したことや、アブラハムがヒッタイト人に洞穴を求めて、これを核シェルターにしたこと、またこのマルタ島にあった地下神殿などを思うと、そこには4000年くらい前に(紀元前2000年頃)、歴史が断絶させられていることがはっきりする。
 その時、一旦文明は消滅し、生き残った人類が原始生活に戻されて、一からの文明創造が始まったとしか思えない。その文明破壊についても、奥の院が何らかの関係を持っていたために、その栄えた文明のことは歴史に残さないようにした。猿から進化したという大嘘の歴史を拵えて、現在の人類を洗脳したとしか思えない。

 近年になって行われた発掘では、このマルタ島で7000体の人骨が発見されている。ところが、この地下神殿の造りや構造から考えると、遺体収容場所と思われる箇所はなく、別々の部屋に完全にばらばらに散らばっていたのである。彼らがどの人種の属する民族だったのかは分かっていない。
 粉々になった人骨をどうして7千体と数えられたのかは不明であるが、発掘当時は完全だったものが、時を経て外気に触れ、崩れ去ったものなのかも知れない。発掘当時はまだ考古学が発達しておらず、その後の経過報告がなされないままなのである。

 いずれにしても、この地下神殿は、学者が推測するような役割を持ったものではなかったようである。彼らが想像するのとは全く違っており、別に謎めいた存在である。例えば、彼らの仮説では、内部の照明設備すら解決がつかない。この神殿には、地上からの明かり取り用の窓なるものは一つも存在しない。この時代の唯一の照明とされる松明が、使用された形跡は一切ない。天井にも壁にも、すすや焼け焦げの跡などは全く残っていない。にもかかわらず、各部屋に施された彫刻や、染料で描かれた見事な紋様などが残っている。
 
 これらの彫刻や紋様はどのようにして制作され、どのように人はこれを鑑賞していたのかは全く分かっていない。この地下神殿を利用した人たちは、何を頼りにして、地下の暗闇の中を動き回っていたのだろうか。この地下神殿の背後には、現代の私たちには想像も出来ないようなテクノロジーが存在したとしか思えない。これだけをとっても、ダーウィンの「進化論」は全く信用できない。むしろ、これは太古の昔存在した文明のことを隠すために書かれ、これを世に広めたものであると考えるべきである。そうしなければ、これから先も真実の探求は出来ない。

 旧約聖書が、最初に創世記を書いて、この世はそこから始まったとしているのは、ある意味で賢明であった。「その時以前は何もなかったのですよ」とした。アブラハムの生きた時期は極めて曖昧にしてあるが、創世記が記していることと、実際の歴史を考えると、彼の時代の前にも、極めて進んだ文明が存在したことが明確になっている。しかも、その文明をアブラハムとその関係者たちが滅ぼしたのであると言うことも分かってきた。彼らに関係ない、彼らが単に被害者であるとしたら、その前の歴史をしっかり書くはずである。都合が悪いから書かないのである。ということは、聖書そのものが、世を迷わすために書かれたものであるかもしれない。

 その上、この歴史捏造も、世に害を及ぼすことはないからいいではないかと考えるのは危険である。奥の院がこれから、場合によっては再び核戦争を起こして、人類を滅亡させる可能性があることを考えると、看過できないことである。