https://okunoin.fc2.net/blog-entry-614.html
昭和２０年８月、昭和天皇は連合国の発したポツダム宣言の受諾を決断され、先の大戦を終わらせられた。以下がその時の詔勅の主要部分である。
「然ルニ交戰既(すで)ニ、四歳（よとせ）ヲ閲(けみ)シ、朕カ陸海將兵ノ勇戰（軍）、朕カ百僚有司（役人）ノ勵精(れいせい)、朕カ一億衆庶(しゆうしよ、一般国民)ノ奉公、各ゝ、最善ヲ盡(つく)セルニ拘ラス、戰局必スシモ好転セス。世界ノ大勢また我ニ利アラス。加之(これにくわえ)、敵ハ新ニ、殘虐ナル爆彈（原子爆弾）ヲ使用シテ、頻(しき)ニ無幸（むこ）ヲ殺傷シ、慘害ノ及フ所、眞ニ測ルヘカラサルニ至ル。而モ尚、交戰ヲ継続セムカ、終（つい）ニ、我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス、延(ひい)テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ。斯ノ如クムハ、朕、何ヲ以テカ、億兆ノ赤子（臣民）ヲ保シ、皇祖皇宗ノ神靈（みたま）ニ謝セムヤ。是レ、朕カ帝國政府ヲシテ、共同宣言ニ應（おう）セシムルニ至レル所以（ゆえん）ナリ。
朕ハ帝國ト共ニ、終始、東亞（アジア）ノ解放ニ協力セル諸盟邦（満州国・タイ国など）ニ對シ、遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス。帝國臣民ニシテ戰陣ニ死シ、職域ニ殉シ、非命ニ斃(たお)レタル者、及（および）其ノ遺族ニ想（思い）ヲ致セハ、五内（五臓六腑）爲ニ裂ク（内臓が破裂しそうだ）。且（かつ）戰傷ヲ負ヒ、災禍ヲ蒙(こうむ)リ、家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ、朕ノ深ク軫念(しんねん・憂慮）スル所ナリ。
惟(おも)フニ、今後帝國ノ受クヘキ苦難ハ、固（もと）ヨリ尋常（並大抵）ニアラス。爾(なんじ)臣民ノ衷情（苦悩・苦痛）モ、朕、善（よ）ク之ヲ知ル（分かってます）。
然レトモ、朕ハ、時運ノ趨(おもむ)ク所、堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ、以テ萬世ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス。」
以上、陛下の長い詔勅の主要部分であるが、この中で国民に紹介される部分は「時運ノ趨(おもむ)ク所、堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ、以テ萬世ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス。」である。奥の院は、肝心の主要部分については慎重に避け、この部分だけ日本国民への周知を許したのである。おそらく、この部分のみは誰しも耳にしていることと思う。玉音放送でこの部分だけ放送した。
ところが、本当に重要な部分は「最善ヲ盡(つく)セルニ拘ラス、戰局必スシモ好転セス。世界ノ大勢亦我ニ利アラス。加之(これにくわえ)、敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈（原子爆弾）ヲ使用シテ、頻(しき)ニ無幸（むこ）ヲ殺傷シ、慘害ノ及フ所、眞ニ測ルヘカラサルニ至ル。而モ尚、交戰ヲ継続セムカ、終（つい）ニ、我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス、延(ひい)テハ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ。斯ノ如クムハ、朕、何ヲ以テカ、億兆ノ赤子（１億の臣民）ヲ保シ、皇祖皇宗ノ神靈（みたま）ニ謝セムヤ。是レ、朕カ帝國政府ヲシテ、共同宣言ニ應（おう）セシムルニ至レル所以（ゆえん）ナリ。」である。この重要部分は今もメディアは触れない。
日本陸軍も、既に原子爆弾を完成させ、実験も済んでいた。そして陛下に実戦使用を願ったが、陛下はこれをお許しにならなかった。「そんなことをしたら我が国だけでなく、人類全体が滅亡に至る」との理由で使用を許されなかったのである。
過去において、人類は核戦争で一度滅亡したのが事実であると、これまでこの「奥の院通信」で書いてきたが、昭和天皇はこの重要な歴史を分かっておられたとしか思えない。軍は、原子爆弾の開発について途中で報告したが、その時陛下は「そんなことは止めよ、そんなことをして、たとえ勝っても、後世何を言われるか」と反対された。そこで、開発が成功し実戦使用を願い出た時、「まだやっていたのか、駄目と言ったでしょ」と言われ、使用を許されなかったのである。実際は、人類は一旦ここで昭和天皇に救われたのであった。
しかし、その後日本を潰した奥の院は、その後益々核兵器開発を進め、今日では既に人類を１０回滅亡させるだけの核兵器を持った。しかも、その使用権限は奥の院だけが持っている状態である。
極めて危険な状況であることを、日本も世界も理解していない。奥の院は、これを知らしめないようにしている。彼らは核を使用しないようにしているのではなく、逆に知らしめないようにして、いつでも使用できるようにしているのである。人類はこの事実を知る必要がある。
現在は、奥の院の支配する世界で、彼らは核兵器の保有と、更なる新たな開発を促進させ、核保有国同士を競い合わせている。彼らの世界支配の継続を担保するためには、４０００年前の人類滅亡を再度起こそうとしている。前回の人類滅亡も、彼らの先祖がしたことなのかも知れない。だからこそ、前回の核戦争については黙して語らない。黙して語らせない。その上で、進化論を用意し、人類は昔は猿だったと洗脳し、昔も核兵器で戦争をしたなどと言うと気違い扱いする。あくまでも隠す。