2353 「日本の時代」2021.6.5   自分で自分を自分する から

https://tenmei999.blogspot.com/2021/06/2353-202165.html

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2021年05月29日「闇の中」と2021年05月30日「日本の時代」の2つの記事を紹介します。

「闇の中」

前ノートルダム清心学園理事長、渡辺和子さんの言葉に「置かれた場所で咲きなさい」と言う言葉があります。

では、闇の中に置かれた人はどうでしょうか?

時に神様は私達を、闇の中に置き去りにしてしまわれたのか?

と思うような厳しい環境の中に置かれることもあるでしょう。

一度も闇の中に入ったことのない人、それは幸せと言えば幸せかもしれません。

でもその幸せは、暗闇の中から一条の光を見つけた時の喜びとは比較にならないものです。

私達のハートの中に居らっしゃる神様は、私達にかけがえのない大切なもの、お陰さまの気持ち、それを忘れないように、思い出すように、時に私達を闇の中に置かれるのかもしれません。

渡辺和子さんの言葉にこんなものがあります。

<引用開始>

闇の中に置かれたがゆえに、それまで知らなかった様々の“明るさ”のありがたさがわかるのです。

それこそ「当たり前が輝いて」見えてくるのです。

私は、苦しい時には、しっかり苦しんだらいいと思っています。

「この苦しみも、神様の思し召し、愛されている証拠」などと、一直線にありがたがってしまうと、せっかくの苦しみがもったいないように思うのです。

「あかりをつけたら、闇がもったいない」というのと同じです。

闇には闇の価値があるのだということ。明るいところにしか 居たことのない人に、真の闇の暗さはわからないし、従って、明るさのありがたさもわかりません。

闇の中に置かれたがゆえに、それまで知らなかった様々の“明るさ”のありがたさがわかるのです。それこそ「当たり前が輝いて」 見えてくるのです。

<引用終了>

苦しみの最中は、心臓も凍結しそうなほど、息をするのも苦しいかもしれません。

布団をかぶり、声を殺して泣く日もあるでしょう。

周りの全てが、敵に見えるかもしれません。

ですが、そういった闇の経験こそが、私達自身の魂を養うための時間、心を練るための時間であったと気付く日がきっと来るでしょう。明けない夜など絶対にないからです。

・闇を経験したことのない人、

・孤独を味わったことのない人。

・いつもケラケラとふざけて笑い、

・美味しいものを好きなだけ食べ、

・欲しいものは何時でも手に入る豊な人生。

もしかしたら、そういう人生に憧れるかもしれません。

ですが、果たしてそこから私達の魂は、何か大切な物を得ることが出来るでしょうか?

人それぞれが、生まれる前に、決めて選んできた人生。

時には、何の不自由や心配のない「休息の人生」を選択して生まれて来る人もいらっしゃるようです。ですので、どれが良い、悪いと決めつけることはできません。

ですが もし今、闇の中に置かれた方がいらしたら、少し考えていただきたいのです。

もしかしたら、神様はその闇を、私達の今まで知らなかった様々の“明るさ”のありがたさに気付いて欲しいと用意して下さったのかもしれないのです。

神様は、無駄なことは決してなさいません。私達を困らせよう、破滅させようなどとは思っていません。全ては私達の魂の喜びの為に用意なさって下さっているからです。

温かな、愛溢れた方だからです。どうぞ、全てを神さまに委ね、安心して「闇の時」も味わい、過ごしてみてください。それが明けた時、きっと、今までとは違う世界が見えているはずですから。

時は必ず流れます。物事や環境は、必ず変化していきます。どんなことが起きようと、神さまは、私たちを見守り、常に、本当の幸せを味わいなさいと、導いてくださっています。

生きる場所、手を貸してくれる仲間を準備してくださっています。

夜明けは近いです。もう少しの辛抱です。それまで命を繋いでください。

周りの人に優しくしてください。愛を分けてあげてください。

それが自分の身を助けることに繋がります。

「日本の時代」

日本人は、そのDNAに優れた特質を持っています。

例えば、日本人が働くというと、「はた(周りの人)」を「らく(楽にする。楽しませる)」にするという意味を無意識のうちに持っています。

日本では本来、働くというのは、労働とかお金儲けという意味ではなく、周りの人を楽にして、幸せにするという意味を持たせています。

決してお金の対価として、いやいやながら労働しているのではありません。

これは日本人だけが持つ心の持ちようのようです。

西洋社会では、働くとは契約を交わし、決められた範囲の中で労働力や、自分の時間を使い、その代わりにお金をもらう。という契約が重要な役割を持っています。

そこに、相手を楽にしてあげよう。楽しませてあげよう。。 などの気持ちは入りづらいようです。

世界的なチェーンであるマクドナルドなども「笑顔は0円」、笑顔での応対もマニュアル化されているようです。

こんなことがあったそうです。

海外の飛行機で旅行中の方がいらして、CAによるコーヒーのドリンクサ-ビスがあったそうです。

運悪く、コーヒーを注ごうとした途端、乱気流で熱いコーヒーをお客様の洋服、ズボンにこぼし、散々なことがあったそうです。

お客様も慌てますが、その当のCAは、「これは、私の仕事ではありません」そう言うと、

ズボンや洋服を拭くこともせず、奥に戻ってしまったのだそうです。確かに、乱気流によって起きたアクシデントの対処までは契約条件になかったかもしれません。

ですが、これがもし、古き良き日本の心を残しているCAであったなら、きっと、親身になり、お客様の気持ちに共感し、何らかの対処を一緒にしてくれたことでしょう。

また別のお話になりますが、

かつて、日本国内で、共産主義を代表とした階級闘争を行おうとした有名な工作員のアルベール・トーマはこう言っています。

「日本では家族制度が強固なため階級闘争、つまり労働運動の激化を仕掛けることは非常に困難である。何故ならば、労働者は失業しても労働運動などする必要はない。家族が暖かく迎え入れてくれるからである。この家族制度をなんとかしない限り、日本へ階級闘争を持ち込むことは難しい」

まさに、つつましくとも助け合って生きていた日本の家族の良さが分かるエピソードです。

江戸時代などでは、沢山の親無し子が巷に溢れていましたが、おおらかな江戸の人々は、受け入れて、みんなで食べさせ、育てていました。

もっとも日本人が、世界の中でも美徳にとみ、自然を敬い、家族を大事にし、みんなで仲良く共存共栄し生活していた時代。それが縄文の時代でした。

以前、「ジャプトーバーの時代の始まり」の記事でも書きましたが、ブッダが生前、日本の時代の到来を予見していました。

インドのはるか東方にジャプトーバーという国があって、その国で自分の教えや考え方が正しく理解されなおす‥‥。

世界の歴史は、800年ごとの周期で、西洋文明、東洋文明の入れ替わりを行っています。

これは正確で、過去に一度も外れたことがないのだそうです。

イギリスが覇権国であった時代、東洋諸国は、西洋列強の前になすすべもなく植民地化が推し進められ、非常に貧困の状態に置かれました。

その次の覇権国がアメリカ。ドルが基軸通貨となりいくら借金をして、未来の栄華を先取りしようと、平気な状態になりました。

西洋の栄華の時代は、ここへ来て、800年周期の変わり目の時期を迎えています。

次は、中国と誰もが考えていましたが、今回の神々による建て替え(破壊)によって、様相が変わってきました。

今の日本は、戦後の占領政策によって古き良き日本の心、文化は破壊されました。

拝金主義に陥り、自由は過度に追求され、自然を慈しみ、そして敬う畏敬の念は消えてしまいました。

私たちの心を律していた道徳や、良心は軽視され、人々は無気力になり、美しい利他の精神や、他人を敬う義理も消えてしまいました。

ですが今、神々の起こした、大きな建て替え(破壊)が、私たちの古き良きDNAを目覚めさせようとしています。

今の日本は世界から見れば、経済3流、政治4流と揶揄されています。

従って建て替えが終わり、人々の手による建て直しが始まった時、日本は、経済的に世界に覇権を誇示することはないでしょうが、眠っている縄文のDNAを思い出したとき、きっと、世界を精神的にリードする国になっていることでしょう。

それがまさにブッダが生前予言していたジャプトーバーの近未来の姿なのかもしれません。

夜明けは近いです。もう少しの辛抱です。それまで命を繋いでください。

周りの人に優しくしてください。愛を分けてあげてください。

それが自分の身を助けることに繋がります。