「アメリカ軍の軍事作戦」奥の院通信

トランプ前大統領が離任間際に開始したアメリカ軍の軍事作戦は、予定よりも遅れがちながらも、順調に進んでいるようである。作戦だから必ずしも予定通りに行くとは限らない。負けることもあり得る。しかし、決して負けてはいないと思われる。

 作戦の目的は当然のことながら、アメリカ国家を護る、侵略からアメリカ国家を護ることである。相手は奥の院で、具体的には各国に奥の院が築いた各国のディープステート(DS)で、最大の敵はアメリカのDSと中華人民共和国(中共)の共産党である。この紛争は、これが発展してホットな紛争になるとしたら、現場は極東の南シナ海か東シナ海となる可能性が高い。

 先日、スエズ運河の紅海側入り口で台湾(日本の?)のエバーグリーン社運航の船(2万トン)が座礁し、運河は封鎖状態となった。たまたまかどうか分からないが、最近イギリス最新鋭空母クイーン・エリザベス号を中心としたイギリス空母打撃軍が、東方の南シナ海へ向けて軍事演習に出ることになった。既に、スエズ運河を通過しているのかどうかは分からないが、今回のスエズ封鎖と関係がありそうだ。スエズを通れないとなると、アフリカの喜望峰廻りとなり、作戦に大きな影響が出るはずである。

 中共のDSは中共共産党であり、中共の国家ではない。しかし、この国家は共産党が完全に支配している。そして、彼らが今回のアメリカ大統領選挙を盗んだ犯人でもある。ということは、今回のアメリが軍にとって最大の敵となる。だから、共産党を潰せばアメリカ軍の今回の軍事作戦はその目的の1つは達成する。

 しかし、彼らは核兵器を持っているので、これを潰すのは容易ではない。アメリカの核の発射ボタンは大統領が持っている。中共の場合、これを誰が持っているのか分からない。もしも、習近平国家主席が持っているのであれば、発射は彼の最後の決断による。

 習近平は反対派をどんどん粛正してきたので当然のことながら、内部に敵も多い。何度も暗殺されかかった。これはトランプ前大統領も同じである。そして、彼ら両者ともに、現在もその危険を抱えていることは確かである。明日にも悲劇が起きる可能性がある。DSは暗殺に関してはプロであることは、歴史が証明している。

 ところである説によると、習近平は米軍側の作戦が成功した暁には、今の中共国家をまとめる役を担っているという。彼は、その意味では現在の中共共産党とは一線を引いていると言うのである。つまり、最後は中共共産党を裏切るということになる。もしもそうであれば、彼は人類の救世主となる。しかし、最後の最後までDS側を演じなければならないので、並大抵のことではないだろう。

 DSも中共も、情報戦に掛けては超一流で、そう簡単には騙せない。中共には江沢民一派がおり、これが中共のDSそのものであるから、習近平はこれと闘っている。以前この奥の院通信に書いたことがあるが、江沢民の孫の江志成(35歳)は50兆円の資産を持っているという。アメリカに亡命している大富豪の郭文貴がこれを明かしている。
 
 江志成はハーバード大学を卒業し、ゴールドマンサックスに就職しており、ここも1年足らずで退社し起業している。そして、10年あまりのに間に50兆円もの資産を保有するまでになった。祖父が中共の総書記を長年勤めたことと、DSの支援があったればこそ、孫の江志成が、このように短期間で世界の大富豪となったのである。

 中共幹部100人がスイス銀行に保有する預金合計は1200兆円である。平等分配を標榜する共産主義国家の現実がこれである。左翼の常套文句である「資本家の搾取」が恥ずかしくなる。最大の搾取は共産主義国家で行われていると言うことの証拠である。14億の民を搾取し尽くした結果である。これこそが、人類の敵ではないのか。今回のDSとの戦争はこの共産主義との戦いでもある。共産主義国家は奥の院・ディープステートが生み育てたものである。

 かつて、ソ連との間の東西冷戦を演じ、今また中共との争いを演出して、共産主義は悪、民主主義は善と洗脳しているが、その民主主義も今回ドミニオンのような器械を作ったりして、選挙は簡単に盗むことが出来た。そのうち、中共も選挙をして民主主義国家を装うことが出来るようになる。幸い今回のアメリカ大統領選挙で、その実験も済んだ。