病気と分離は、愛と融合によって癒される

「やってしまった!」

倒れたときの思いです。

「テネモスミーティング名古屋 IN沖縄」の
沖縄旅行中の二日目の夜の出来事です。

病気は赦そうとしない想念の証し
のはずだから、何を赦そうとしないのかは自分にしかわからない。
赦そうとしないことの発見がこのあとあるのでしょうか。

沖縄北部の大石林山近くのベトナム風の
アダ・ガーデンホテルでの楽しい食事会の後のこと。

元先生によるAさんの天体の説明が夜の天空に向けてされる途中、
こちらの足はフラフラと坂道の道路の先へと向かいます。

右手に余った白ワインのグラス、左手には暗いので
スマホ。

暗いくらい道、それに反して輝きを増す
天空の星々。
幸せ過ぎです。オリオン星座。
さすが初秋の沖縄の空。

「あまり遠くに行かないでくださいね!」
こんなお声も無視して昔の少年は行く。

どなたかが心配なさったのか携帯が鳴る。
「大丈夫です」と答える。

そのあと溝に足を取られ、右手はワイングラスが
裂傷の手助けを、左手は携帯が支えてくれて
無傷ながら、ケイタイは破壊です。

先生の夜空の説明が遠くで続く中、じっと静かに
ハンカチで右手を抑えます。
道路わきにうずくまりながら幾台かの自動車の
ライトを浴びます。

ハンカチが血で染まって限界だと気づきます。
上着を抜いて、中の白いTシャツを今度は
包帯代わりにしようと脱ぎます。
そして上着を着なおしてなお待機します。

先生の説明が済んだのか拍手が遠くで起きます。

すっかりお人の声が聞こえなくなったのを
確認してホテルの前まで戻って、玄関先にある
シャワー水でまず顔を洗って、血の付いた部分を
洗浄します。

Tシャツは血で真っ赤。

ホテルに駆け込み「救急車を呼んでください。
近くに来たらサイレンなしでお願いしてください。」

包帯と脱脂綿をいただき自分で右手の始末をしました。

血に濡れたTシャツを処分していただいて、
あちこちに飛び散った血痕を詫びました。

まもなく救急車が到着しKさんが同乗してくださいました。
名護の病院まで一時間。意識ははっきりしていて、
応急処置もしてあるので、ただ山道を行くだけでした。
ツアーコンダクターでもあるKさんは疲れているのに・・・。

名護市の病院につきましたが、外科の先生が一人のみで
ふさがっていて、長く待たされました。

その間Kさんはずっと横になったこちらの背中や
首筋をさすってくださった。30分~40分でしょうか。

「人間は一人では生きられないね~」と一人ごとし、打ち震えていました。

やがて先生がみえて縫合。
右手の指先と手のひらの二か所です。

そしてレントゲン。
人差し指の中にガラスが残っていて、
開いて再縫合。

そしてレントゲンで無事終了しました。

すべてが終了し救急室から待合に出ますと
A先生と今回の旅の助け人Sさんが迎えに来てくださっていました。

一時間かけてホテルに到着。
A先生は少年のような語りで天体を
ずっと語って見えました。

午前4時到着すぐ眠りにつき、午前5時に
目が覚めました。この間が5~6時間に覚えました。

皆さんを驚かせないようにとの配慮は逆でした。
申し訳ないことをしてしまったと大反省です。

いつもの沖縄のフェアウェルパーティーの場所は
「キッチンリュウグウ」です。
ますます腕の上がったお料理や飲み物をいただき、
Kさんから今回の旅の感想と自己紹介が始まりました。

2泊3日の沖縄の旅ですが、まるで3泊5日の感じ
とどなたかの弁。主催のKさんのご尽力はどんなだったでしょう。
誰もが感心し感服するばかりの旅でした。

ただが、この身に起きた事柄でした。
Kさんの感想と旅の振り返りを聴きながら、涙がほほを伝って
いました。

マリヤ様の愛を背中に感じた旅でした。

「僕は自分を一番赦していない」

その確認の旅でした。

沖縄の皆さんありがとうございました。