テネモス通信 vol.45

先日、プロスポーツのコーチをされている方とお話する機会がありました。

ある選手が、本人はレギュラーになれると思っていたのに、ベンチ入りのメンバーにも選ばれなかったそうです。尋常でないほど落ち込んでいて、かける言葉もないくらいだったという話でした。

ふと、飯島さんが亡くなった日の朝の会話を思い出しました。亡くなる当日の朝まで、飯島さんは、とにかくいろんな商品がおいてあるお店を作りたいと話していました。お客さんが「わー!何これ」とびっくりするような店です。

商品カタログを取り寄せ、「カタログに載っている商品を全部買う。文句いうなよ」と釘をさされていました。私は心の中で、(またはじまった。売れなかったらどうするんだろう)
と思いました。

すると飯島さんは、まるで私の心の声が聞こえたかのタイミングで、

「売れない商品を置くから、売れるんだ。この意味がわかるか。」と言いました。

誰かが、「いろんな波動の商品に応じて人が集まってくるから?」と言いました。

しばらくの沈黙の後、飯島さんは言いました。

「俺が考えていることは、そんな低い次元の話じゃないんだよ。」

皆、答を待っていましたが、お客さんがきたので、その話は終わってしまい、答えを聞く事ができませんでした。

でも、ずっとどういうことなんだろうと思い続けていました。先日コーチの話を聞いて、その出来事がふと思い浮かびました。

『思ったものが現れる・・』
『必要なものが現れる・・』
飯島さんがいつも言っていた言葉です。

全て必要なんだ・・と腑に落ちました。コーチに、その出来事を話し、言いました。

「落ち込んでいる選手は《必要な存在》なんだと、コーチが心から意識するだけじゃないかと思います」

『出したものが還る』

いつも飯島さんは、動機である意識がどれだけ大切であるかを言っていました。

意識がエネルギー・・と。

目の前の現象は、全て必要だから現れている。この見方がベースになれば、どんなことも解決すると思います。そこには分離がないからです。

飯島さんが亡くなる5日前に、そのコーチは飯島さんに会いにきていました。

飯島さんは、

「コーチが、自分は人間だという自我意識から、生命という全我意識に変換すれば、チームも変わるし、スポーツ界全体も変わっていく。スポーツをとおして意識改革をしてほしい」

と言っていました。

<イベントのお知らせ>
■5月7日(土) 13時~15時(予定)
ソプラノ歌手 宗美佐さんライブ(歌とピアノ) と
自然が教える生命研究会世話人城雄二さん、テネモス関係者の話
場所) テネモスホール
場所:埼玉県川口市新井宿86-6
テネモスネット事務所内
最寄駅 埼玉高速鉄道線新井宿駅2番出口からすぐ
参加費) 無料(定員30名)
申込)名前、人数、連絡先(電話)を記載の上、
info@tenemos-ier.orgにメールにてお申込みください。
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