「物質が物質を変化させることはできません。ただ物質のもっているエネルギーだけは変化します。」
言霊学の世界でも同じようなことがあります。母音と子音の関係です。
母音「あいうえお」はどの子音にもついています。その子音と母音が固まって(ことば)、物質ができます。そして母音はすべての子音の原因でもあります。子音は物質でもあり、その原因である母音というエネルギーを持っています。
言葉が現実を作るのなら、意識が現実を作るのは当然といえます。昔 故政木和三先生はある質問に答えています。
「先生、私は心臓が悪くていつ死ぬか分からない状態なのです。どうすればいいでしょうか。」
講演会での質疑応答です。
「あなたの出る尿を今日から全部飲みなさい。」
普通ですと、ぞっとする言葉です。
ここで考えました。
「尿は確かにその人の持っているからだの情報です。だからその情報を感知できるのどの奥のスポットに尿を当てれば、肉体はその情報を感知して調和に自然に導くでしょう。」
ですが?
尿は物質です。尿という物質が肉体という物質を変化させることはできません。尿の持っているエネルギー(この場合は情報)だけしか肉体を変化させることはできないのです。
では何故政木先生はそのように答えたのでしょう。
「病を作ったのは自分です。自己責任です。自我という固定概念を打ち破りなさい。尿は汚いもの、飲むなんてとんでもないという固定概念をまず飲尿という実践をすることで打ち破り、意識を変化させなさい。そうすればま快方に向かうでしょう。」
というように感じさせていただきました。
エネルギー(原因)が物質(結果)を変化させることは真理かもしれません。