出会った人々 3~芳村思風 「感性論哲学」

衝撃の一言を聞いてから何をしたくなったのかというと、
それは人間ってなんだ、自分ってなんだの問いの
答えを得ること。

それには自己啓発セミナーが一番だと、
いろんなセミナーを聞いたり調べたりした。
そして二つに絞った。

それはN創造○○○○とライフ○○。
ところがその二つはいずれも体験済みの紹介者が必要とか。
それで会う人会う人に聞きまくる。

ある日業界の会合のあとの2次会のスナックで
隣の同業者の社長さんに、同じ問いを投げかけると、
「ああいいですよ。」でビックリ。
なんとN創造の体験者だった。
うれしかった。

彼は続けて「どうして行きたいんですか。?」って質問。
「人間ってなんだ、を知りたいから。」
「そうですか。凄いですよ。!オーラが見えますよ。」
というわけで、それ以後すぐに、3日間、4日間、90日間のセミナーを
続けて受講した。途中セミナーに疑問が生じたけれど、どうせだったら最後までと
想い、やり続けた。

4日間のセミナーでは人間が発する虹色のオーラを見る。

また中村天風著「成功の実現」と感性論哲学の芳村思風著
「人間の格」の2冊の本に大きな影響を受ける。
そしてなにより「積極」がすべてを心底感じることができた。
やるかやらないか迷ったら、「ヤル!」のである。

感性論哲学は
とにかく積極、そして人の役に立つ人間になるの二つ。
そしてこれからは感性が一番大切になると看破します。

だが今度はオーラを見た不思議が頭から離れない。
ますますわからない人間という存在。

ほんとに不思議なことってきっとまだまだあるんだという確信。

そして「時代が大きく変化していくという
漠然とした感覚」また「どのように企業を経営していくのがいいのか」。
こんな問題を抱えたまま。セミナーおたくへと行動を移していった。

案内が届くセミナーにはほとんど参加した。
また最初のきっかけとなった「那古野塾」はOB会のメンバーとして
月に1度参加しそこでもさまざまな方のお話をうかがう。

それでも心の深いところに働きかける力を見つけることは
できない。

ある日いつものように郵便物を開けるとこんな題のセミナー案内が
入っていた。
「高度情報時代がくる」
この題に物凄い力と魅力を感じた。

一月後のセミナー開催日がこんなに待ちどうしかったことは
かってない。

当日の90分間の講演受講。
講師は原裕一郎さん。

この原先生がメッセンジャーとなってあらわれてくださったのだ。
「SIS--戦略情報システム」「飛耳長目」
「時代は農業社会から情報社会へ」
「囲い込み」「明治維新にまさるとも劣らない時代の大きな変化がくる」
もうぴったりの感覚だった。

「こころはコレダ!コレダ!」って叫んでいた。
まだ独占的成功への強い願望に基づくあさはかな願いが
心の大部分をしめてはいたのだが。
それまでの講演のどれにもなかった大きなキーワードを
もらったような気がしたのだった。

そして大阪へ出向く日々が始まり、
まったく無知だった自分を知ることになる。.