吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 29

どう生きたいか

他人から馬鹿にされたくない。
皆そればかり気にするものです。
家がおんぼろだとか、服が時代遅れだとか。
ろくなものを食べていないとか。
しかし、人は危ういものです。
生きているときは生きていますが、
死ぬときはもう死んでいるわけです。
今日はお金があっても、あすは一文無しかも知れませんし、
今日は皆から愛されていても、
明日は皆の心が離れているかも知れない。
ですから私が大事だと思うのは、ただ「自分はどう生きたいか?」
その方針に沿って生活することなんです。
それが人の道というものじゃないでしょうか?