~ 自然が教える農業のお手本 (飯島秀行著)はじめに より~
私は埼玉の百姓です。百姓という程私は偉くありません。
まだまだ八十姓位、行けたか行けないかを、彷徨っている者です。
百姓とは、100%生命を理解している人を指します。
生命を宿す器(肉体)は水質量で構成されています。ですから、水のみ百姓とは、生命を構成するメカニズムを、しっかり理解している者を意味し、百姓の上の者を指す言葉です。
ドン百姓とは、百姓達を仕切っている、主将を意味し、百姓達で、一番偉い存在を指す言葉なのです。
~以上 転載終わり
ザ・フナイ 2011年6月号 飯島秀行
たった一つの法則 ~自然のサイクルについてより 転記 ~
花に肥料をやる、農作物に肥料をやる、とよく言いますが、肥料とは何
でしょうか。
一般に肥料とは農作物等の肥やし、栄養とかいいます。花壇などで肥料が足りないから花の葉が良くないとか、苗の育成が良くない、とよく耳にします。本当に肥料を与えないと葉の色が悪く成長しないのでしょうか。
ではなぜ、自然の森や林は肥料を与えないのに、春、夏に成長して緑深くなるのでしょうか。
一例を挙げてみたいと思います。白色で通気性がある鉢に、アジサイの苗、1200鉢を移植しました。1列200鉢で6列設けました。約1ヶ月、水だけで管理しました。葉の色は薄く黄緑です。そこではじめの1列目の200鉢の白色鉢の上に黒い帯を巻いて黒い鉢にしました。そして1列おいて3列目に同じく黒い帯を巻き、また1列おいて5列目にも黒い帯を巻いて黒い鉢にしました。水だけで管理しました。
黒い帯を巻いた黒い鉢の葉色は、白い鉢の葉と比べて明らかに葉の色が濃く、濃い薄い、濃い薄い、濃い薄い、と波のようにはっきりと差がでました。肥料を与えないと葉の色も出ないし、生育も悪い、という説はなくなりました。
しかし肥料を与えると事実、葉の色は良くなり成長も良くなります。では肥料はどこに作用しているのでしょうか。肥料は農作物のための栄養補給ではなく、土の栄養補給、つまり土壌菌のエサということがいえます。
土壌菌は日光が注すところでは繁殖できません。光を通さない黒い鉢の方が、光を通す白い鉢より、土壌菌の繁殖が活発だったといえます。その結果、葉の色もよく健全に成長したものと思われます。
とすれば、土壌と植物は一対関係といえます。土壌菌の増殖が植物の成長ということです。逆も真なりで、土壌菌欠乏は成長に妨げを生じます。植物が植わっている土に、その植物に必要な菌と落葉を繰り返し、その植物自身の葉を自分の根本に蓄積します。その無機化した土壌菌はその植物自身にと成長します。
自然の森や林はこのように、すべての正しい位置づけの中、互いに共存し無限循環しています。内面的循環機能はすべてのわれわれのお手本だと思います。
~ 以上、転載おわり ~
飯島さんは実践者でした。
2011年福島原発事故の後、何度も福島に通い、汚染された土壌や水の改善を教えたり、講演会を行ってきました。福島のある果物農家の方から、どうすればよい果物を育てられるか聞かれました。
飯島さんは、剪定した枝を、細かく砕いて木の根本に撒いておけばよいとアドバイスしていました。「目には目を、歯には歯を」という諺がありますが、「桃の木には桃の木を」です。
桃の木は、桃の要素(素材)のかたまりです。それを砕いて、土壌菌が分解しやすく(食べやすく)して、根本において、土壌菌の餌にするということです。
しかし、よく年、その農家さんから聞いたのは、桃が病気になり(実に黒い斑点がでた)出荷できなくなったとのことでした。飯島さんが、桃の木を剪定して根本においたかどうか聞いてみると、やっていないということでした。農協の指導で、木に付着した放射線を取り除くために、桃の木に高圧の水をかけたとのことでした。
飯島さんからは、いつも「確認したか?」、「自分が体験したことだけを言えば絶対に失敗はない。」と何度も言われました。また、花と話しができるようになってはじめて、一人前の園芸農家だと言っていました。花に意識を向けると、もう少し水が欲しいとかもういいとか花が教えてくれると言っていました。
農協の人は、やってみて指導をしたのでしょうか?また自分が桃の木だったら、ただでさえ、放射線を含んだ空気で苦しいのに高圧の水をかけられたらどんな気持ちがするでしょうか。指導する方も、指導される側も、生命という原因の世界からものを見ていませんヒヤシンスの水耕栽培を行いました。透明のプラスチックの器を2つ用意しました。
1つの器には、水道水を入れました。もう1つの器にはマナウォーターを通した水道水に、10ml程アグアを入れて、5分だけバンブーをかけました。その状態で育てました。水が少なくなったら、どちらの器にもマナウォーターを通した水道水を追加しました。
バンブーをかけたほうの器のほうが、根の量が多くしっかりしていました。根がそうですから、茎や葉、花も一回り以上大きく育ちました。少しのアグアと5分のバンブーでこんなにも違うのかと驚きはしましたが、違いがでるのは予想できました。
しかし、今回驚いたのは、花が終わり片付けのため水を捨てたときです。どちらも、日のあたるところにおいたので透明の器にはアオコのようなものがついていましたのですが、水をすてたら、アグア+バンブーの器は、捨てた水と一緒にアオコもさっぱり取れてしまいました。水道水の方は、スポンジで洗っても、なかなか取れませんでした。
ブログ(テネモス日和 写真を掲載しています。)
http://blog.shop.tenemos.jp/?eid=32
吸引力という自然治癒力は本当に汚さないんだなということを実感した瞬間でした。体の中身は見えませんが、吸引力のナチュラルな水を飲んだり、バンブーで毎日の食事をナチュラルな状態にして食べることで体の中もきれいになるのではないでしょうか。
自然の法則をベースにすると、これがこうだから、あれもこう。と連想して確認できます。日常生活そのものが真理の実践です。ぜひ、テネモス商品をうまく使って、宇宙の法則を身近なものにしていただければと思います。