学友への返信

今日土木時代の学友から統計的余命
二か月の宣告を受けたと全学友に
向けてのメールをいただいています。
その返信をさせていただきました。

このM さんは生涯を本州四国の橋の
建設と維持広報に捧げた方でした。

 M 様

人としては最も重いご報告に
なんと申してよいやらと逡巡しています。

「死」についてのことですので、
人間にとってとても重い課題です。
誰でもが必ず体験することでもあります。
ただおなぐさめもできずにいます。

人間は死を意識し出してからが真の人生と
聞いています。その意味ではとうに自分も
Mさんと同じ位置にいます。

またある方は何かを残すんなら「生き方」を
残さにゃいかんよ!と教えてくれました。
その意味ではMさんはお若い時から
しっかりとMさん風の生き方を残されたと
強く思います。
小生の本の感想にもきっちりとMさんの風が吹いていました。
ありがとうございました。

肉体は時が来れば静かに横たえるだけと
思っています。
人間は二度死にます。
一度は肉体の死。
そして二度目は人々から忘れ去られるときです。

私見ですが自分は「死はない」と思っています。
生命は永遠で生かされている者の内に
死者の生命は宿っている。
ですから全部の人が「私」そのものです。
生命は一つです。

ここまできたら皆さんがMさんを意識されます。
そのことで奇跡が起こるかも知れません。
希望、まだやることがある!など強い意識が
待たれます。しかしそれもまた個人の考え方です。

「全部 天にお任せ!」と思われますように。

祈ります。

たくさん言葉が出ました。

Mさんの風がまた吹きますよう。

          山田 將貴 拝