再録 「竹のものがたり」 その8~竹へのいざない

藤樹書院を出た後、夕暮れ迫る同じ高島市に
「白髭神社」があるため、当初の思い通りに
参拝させていただきました。
猿田彦さんの神社です。
水先案内人ですね。

琵琶湖に鳥居が建つ、デートスポットみたいで
多くの恋人たちが、水辺で鳥居を眺めていました。

神社正面からなぜかその琵琶湖の鳥居を見てみようと思い、
少し高台にある神社正面の鳥居の真中に立ちました。
そして湖の鳥居の中心に、はるかに望めた場所は
なんと「竹生島」でした。
日本のへそとも言われる場所。

またしても「竹」です。
ゾクゾクですね。(笑)

しかも「水先案内人」の猿田彦さんの神社。

25日、夢のたねの沖縄放送局で、Kさんの「あたりまえの世界」
夜の部の最終収録になりました。
事前の打ち合わせはなし、ほぼいつもぶっつけです。

ここでも口をついて出る言葉は「中江藤樹」一色です。
これほどまでにマイブームとなった「中江藤樹」への道は
ただ宿屋での「馬方の行為」の相手武士への単純な
まちがい、すなわち山鹿素行と熊沢蕃山の間違いからでした。

ですから逆に、思い込んでお話を二度もしていただいた方の
おかげさまとも言えますね。

思えば、今開催している三つの集い。
「冠之会」「テネモスミーティング」「慈藹塾読書会」の
運営方法が中江藤樹の最初の講義に見られた「厩火事」に
ついての参加者の発表にとてもよく似ているのです。

誰かの発表について、否定しない。
人は「時・処・位」がそれぞれ異なるのだから
意見は違って当然。だから違う意見を受け入れて
認め、その中から互いの心を磨いていこうじゃないかという
方向がまったく同じだと気づいたのでした。

沖縄の日の二日目は、あの思い出の怪我の手術の地
名護のあたりをヨットで5時間セーリングです。

突然のことなのに、お付き合いいただいた、ヨットマン
御夫妻ケンメリじゃない、ケンナオさん、みつみさん、
釘本さん、そしていまははや、思い出となった名護の地に感謝しました。

さて「竹のものがたり」にやっとこ戻ります。

娘の竹炭との遭遇によるハイテンションを受けて、
こちらも中江藤樹の27歳までの師範代時代が伊予大洲肱川の加藤藩で
あった不思議なことから、とにかく実験をしてみようと思い立ったのが
三月の中旬でした。

まずとても甘かった炭塩のペーハーを測りたく
測定しました。
ビックリしました。

過去の実験では、無水エタノールによる焼き塩のペーハー測定では
PH8.5でアルカリ性でした。
ですがその効力は長くは持たず、3時間ほどで
PH7.1に戻りました。
焼塩は作りだめは出来ないとの確信を得ました。

焼くことによって、炭素Cを飛ばし、焼き塩水は
アルカリになり、酸(エネルギー)を焼き塩水に
引き込んで、内容物の野菜や果物を中性化します。

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「炭甘塩坊」はどうかというと、

PH9.26を示しました。
濃度を薄くしてもPH8.4でした。
さらには酸化還元電位ORPを測定しました。

ORPは125を示し、かなりの還元力があります。

とにかく塩を笹の葉を炭化した3ミクロンの炭と混ぜあわせ、
竹の中に入れて焼き、竹瀝が塩にしみこんでケイ素50%の炭塩ができます。
炭化した塩を丁寧にくだいて作ったのですが、製造からかなりの
時間がたっているはず。

それなのに強アルカリ性を示すのです。
このことだけで相当のことです。
何もしなくてもアルカリ焼き塩なのです。

炭の焼き方は、熊ちゃん(岩熊裕明さん)が考案した
マッチ一本で燃料なしで、およそ半日で焼きあがる方法です。
ステンレスの容器で場所は大洲市の肱川町です。
しかも肱川町の洞窟で大量に発見された木炭は、世界最古。
およそ30万年前のものとされています。

そこからは人体実験です。
笹の葉のミクロな炭を入れて水を作り飲みました。
今も実験中ですが、よくねむれて、とにかくパット目が覚める。
疲れない。それに爪や髪の伸びが早く、髪が黒くなってきたような感じです。

人によってはお通じがよくなったり、皮膚がピカピカ、すべすべに
なったようです。

ですが急激に飲み過ぎて、血流が上がったせいなのか
少し心臓があおった方もみえました。

植物性ケイ素が炭で得られるなんてすごいことです。
それも笹の葉。 御天画の笹の葉がチラチラ。(笑)
それになにより、もみ殻や水晶由来のケイ素よりかなり値打ちです。
手軽に自分で「ケイ素水」ができてしまうのです。

ケイ素は酵素に似通っていますので、注目はしていました。
でも酵素と違って体内ではできない。
食べ物や鉱物からとるしかない。
鉱物性は残留がてごわい。

目の前に現れてきました。
笹の葉サラサラ。
血流もサラサラです。(笑)

26日、沖縄から戻ると、翌27日は「テネモスミーティング名古屋」が
ある予定でした。ところがその日に、愛媛の大洲市肱川町から熊ちゃんが
岐阜の山県市にみえることになっていて、かわりに息子の貴央さんと
竹の使者のハイテンション真由美さんに行っていただくことになりました。

そして戻ってきた二入が言いました。

「熊ちゃん会社に来て、お父さんに会いたいって!」

その日は翌日27日、読書会のあと午前10時からに
決まったのです。

熊ちゃんこと岩熊裕明様との初のおめもじとなりそうです。

熊ちゃんはもしかして熊沢蕃山さん。?(笑)