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トランプ前大統領が、有名なラジオ司会者(メディア人)でトランプ支持者だったアレックス・ジョーンズに「お前は首だ、裏切り者め」といって激怒したという。
4月29日(金)夜、マーアラーゴの指令室にトランプの声が響き渡った。情報サイト、「インフォウォー」のホスト、アレックス・ジョーンズと怒りの電話をしていた。ジョーンズは破産の恐れがあるので、550万ドル融資してくれと頼んでいた。
ジョーンズの推定資産は、今年のフォーブス誌によると1億3500万ドル、現在、司法省とサンディ・フック事件(小学校銃乱射事件)の犠牲者の親戚から、名誉毀損で訴えられているのである。ジョーンズは彼らが危機を演じているだけだ、とこき下ろしたからである。
4月18日(月)、インフォウォー社は、破産法11条申請をした。彼らはこの会社の資産はは5万ドルしかないと述べている。
しかし、トランプが激怒したのは、このような金銭のことではなかった。ジョーンズが最近司法省と友好関係を結ぼうと言い寄った、と断定したからであった。彼は司法省に対して、サンディ・フックを追い払って、自分を捜査の対象から外してくれと言い、その代わりトランプと手を切って、2021年1月6日の「議事堂攻撃事件」が起きた時に、現地にいた600人の情報を提供するから、という交換条件を提示したからであった。
このことは、トランプの調査員が入手した録音テープで発覚した。この録音でジョーンズと司法省の関係が証明された。テープがどのようなルートで入手できたかは分からない。しかし、音声記録は明らかにジョーンズと司法省次官補クリストファー・シュローダーの声であった。シュローダーとの関係を証明していた。しかし、理由は分からないが、ここではシュローダーはジョーンズの申し出を断っている。
ジョーンズは、「私は明日にでも、トランプを倒すためのスイッチを入れることが出来るんだ。今日ではないがね。私が欲しいのは貴職とガーランドの署名が入った約束だ。そうすれば、明日にでも結果は出るよ」と話している。確かに、これは酷い裏切り話である。
しかし、ここでシュローダーは「いや、まあ、我々は貴方と話し合うことには興味がありませんな」と返事している。
ショーンズとトランプの間には争いも過去にはあった。時には友人、時には同盟関係、又ある時にはお互い無関心。
しかし、2018年4月18日、彼は自分のサイトでトランプに対し、狂気のような癇癪を起こした。視聴者に対し、トランプは下司なペテン師だと言ったのである。トランプがシリアに巡航ミサイル攻撃を赦したからだった。
その後、しばらくは冷静だったが、2021年のクリスマスになって、トランプを「世界で一番邪悪な男だ」と発言し、視聴者にワクチン接種を勧めるような言動をしたのである。
しかし、此の時点では、トランプは「自分は騙されて勘違いしていた」ことを認め、その後は情報筋によれば、益々敵対的になっていくジョーンズからただ距離を置いていたという。
しかし、今回はトランプはこの報告を聞いて、ジョーンズが司法省と仲良し関係を結ぼうとしていることを確信しキレたのであった。しかし、成り行きに任せ、ジョーンズとの関係を完全且つ永久に断ち切ることを決めたのであった。ジョーンズが金を無心しようと電話をしてきたのは、それから後のことで、トランプはそれで絶えられなくなって激怒したとのことであった。
「私はあんたにいろいろしてやったが、結局はそのお返しがこれか、これは叛逆だぞ、過去6年間、あんたの視聴者を2倍、3倍にしてあげた。それなのにあんたは、選挙泥棒に裏切り者のように泣きついたな。これで終わりだ、2度と顔を見たくない」と、トランプはジョーンズに雷を落としたのであったという。電話はスピーカーフォンだったので、少なくとも5人が聞いていた。
ここで、ジョーンズは、尊厳を失わないように、手のこんだ作り話をした。トランプを背後から刺すつもりはなかった。そうではなく、司法省の体制内に潜り込むつもりだった。つまりは、2重スパイになって、司法省の計画をトランプに提供するつもりだった、というのである。その場にいたスティーブ・バノン(海軍軍人・トランプ政権主席戦略官)はトランプに、「この裏切り野郎は、吊しなさい」と言ったという。