奥の院通信から R4 3/25 「アザロフ元ウクライナ首相の告発(昨日の通信の続き)」

https://okunoin.fc2.net/blog-entry-886.html

 ウクライナのアザロフ元首相が告発していることがもう一つある。
 ウクライナ国内に、アメリカの生物兵器研究所がある。この設置を進めてきたのは、親米派のユシチェンコ大統領であり、その時のユーリヤ・ティモシェンコ元首相である。この生物兵器施設というのは、これまで存在すら知られていなかったもので、機密扱いになっていた。ウクライナ国民は立ち入り禁止になっていた。

 そんな施設などあるわけがないと言われているが、アメリカでは既にこのことは暴露合戦になっている。既に、プーチンが生物兵器を使用していると言い始めている。ここで、アザロフ元ウクライナの首相がその存在を告発していることが非常に重要である。そして彼はこのアメリカ生物兵器研究所の爆破計画のことを語っている。

 アザロフ元首相が言うには、2005年以来、アメリカは生物兵器施設をウクライナのオデッサ、ヴィーンヌィツヤ、リヴィフ、ヘルソン、テルノピリに建てていった。これがアメリカの研究所だという事実が重要である。アメリカが一方的にウクライナの中に作っていたのである。それを当時の首相ティモシェンコ元首相が進めていたのである。

 ここでウクライナの政権が代わり、2010年にこの時のユシチェンコ親米政権が崩壊し、親露派のヤヌコーヴィッチ政権になった。その下でアザロフ元首相が就任したのであるが、彼は就任してから、このアメリカの生物兵器施設への、ウクライナ人科学者の立ち入りの許可を交渉し始めたのであった。アメリカ側はどうぞと言ったが、彼らはその1部を見せられただけだった。重要部分は全く見せて貰えなかったのである。

 その後、交渉が進まないので、2013年にこのアザロフ首相は、我々はアメリカ政府(オバマ政権)に施設閉鎖を書面で通告したのである。するとその後、何が起きたかご存じの通りですね。2014年のクーデターです。あのユーロマイダン(2004年のオレンジ革命に続く革命)と言われる騒乱でした。それまで親露派政権だったのが再び親米派に戻りました。この時のクーデターは、オバマ政権によって組織的に行われたと、アザロフは明言している。

 確かに、あの時の大規模デモには、アメリカ国務省のビクトリア・ヌーランド国務次官補が参加し、参加者にお菓子を配っている映像が流れていた。現在、彼女はまたバイデン政権で国務次官となっている(昇進している)。このアザロフ元首相の告発は、ロシア側に都合のいい話であるから、メディアは触れない。2014年のウクライナのクーデターには、アメリカの当時のオバマ政権が介入していたことが確実になっている。

 アザロフ元首相はロシアのプーチンの操り人形に過ぎない、今窮地に立っているプーチンの代わりに、ロシアに都合の良いことを行っているに過ぎないと言っているが、告発はまだ続く。
 彼は3月6日、自分のツイッターで、ウクライナ政府はこれまでの8年間何をしてきたか、それはウクライナの中のナチス(ネオナチ)を東部から西部に移し、そして彼らを政府高官にしてきたと、ウクライナ語で書いている。

 ネオナチと言われる連中を、東部のロシア系住民のところに移した。このネオナチを中心に、政府軍が攻撃を8年間やって来た。政府軍だけではなく、政府の中核に入れ、政府高官にしていたのであると、元首相は告発している。最近、このネオナチ幹部を安全な西に移している。

 またパキスタンの英語メディアが言う。3月5日、ウクライナ元首相と言うことで、あちこちでこの人の発言が出ている。ゼレンスキー大統領について、彼は何も決断できないだろう、とアザロフ元首相が言っているとある。

 ゼレンスキー現大統領は、ネオナチの圧力を受けている。このネオナチが政府高官になっているので、今も圧力を掛けていて、プーチンの提案「ウクライナを中立化せよ」を判断させないだろう、ゼレンスキーはもはや判断できないと言う。バックにいる側近たちの操り人形に過ぎないから、と述べている。

 日本はこのゼレンスキー大統領を国会に招いて演説させた。これは愚かな行為であった。彼に演説させるなら、同時にプーチンにもさせなければ、日本国民に、一方聞きを強いていることになる。対ロ外交の将来にとっては大きなマイナスとなる。日本にとってはウクライナとの関係よりも日露関係の方がはるかに重要である。こんなことをしておいて、「北方領土問題」などが進展することを期待するのは、愚かという以外にない。

 しかも、ウクライナは北朝鮮の核開発に大きく関わっているのであって、日本にとっては、これを止めさせなければならない立場にあることを、忘れてはならないのである。北朝鮮の背後にはウクライナがいるのである。勿論、その後には更にディープステートがいる。