3月22日は「世界水の日」でした。
この国では蛇口をひねれば、あたりまえに手に入る水ですが、人口の増加や産業膨張・気候変動の影響により途上国では世界の24億人が安全な水を飲めないというレポートが報告されています。これは世界人口74億人の3割超に上ります。
24億人のうち18億人は改善水源を飲んでいるそうですが、いまだ大腸菌汚染されていて病気や早死の原因になっているということです。パプアニューギニアなどの水貧国では、収入の半分を水の購入費用にあてていることに驚きを感じます。日本はなんて恵まれた国なんだろうと思います。
参考記事:「実は24億人が安全な水を飲めず、経済負担も大」Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/dandoyasuharu/20160328-00055939/
水の利用は家庭用水が10%、
産業用水が20%、農業用水が70%です。
瓶ビール1本つくるのに、75リットルの水。ハンバーガー1個には牛を育てるために2400リットル。綿のシャツには綿を育てるのに3000リットルの水を要します。
目の前の家庭用水だけでなく、莫大な量の水が経済活動には必要です。つまり、水はいのちの源だということです。将来、水の奪い合いによる戦争も予見されています。
日本は美しい国です。しかしメイドインジャパンの製品は数少なく、中国をはじめとする世界の工場において環境汚染に貢献してきたといっても過言ではないでしょう。
人口問題とそれにまつわる資源エネルギー問題に関して「経済縮小こそが、唯一の解決策だ。」ともいえます。経済縮小は雇用の拡大や収益性増大と矛盾します。給料も減ります。そのなかでどうやって活きるか。
ひとまずは、「水さえあれば幸せ。」と思いなおしてみることでしょうか。