森 信三 運命をひらく 365の金言 21 「拙速主義」

拙速主義

 大切なことは、一度着手した仕事は
一気呵成にやってのけるということです。
同時にまたそのためには、最初から最上の
出来映えを、という欲を出さないと
いうことです。
すなわち、仕上げはまず八十点級という
つもりで、とにかく一気に仕上げることが
大切です。
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森 信三 運命をひらく 365の金言 22 「偉人の力の源泉」

偉人の力の源泉

 人間の力にはそれぞれ限度があるとも
言えますが、同時にまた他面からは、際限が
ないとも言えるのです。

 それはちょうど井戸水みたいなもので、
なるほど一方には、水のよく出る井戸もあれば、
また出のよくない井戸もあると言えましょう。
しかし実際には、水をかい出して、もう
出なくなったと思っても、しばらくすれば
またちゃんと元のように溜まっているのです。
人間の力もまあそんなもので、もうこれ以上は
やれないと思っても、その人にして真に精進の
歩みを怠らなければ、次つぎと先が開けてくる
ものであります。
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森 信三 運命をひらく 365の金言 23 「志を実現するには 1」

志を実現するには 1

 人間は、一口に志を立てるといっても、
そこには色々と程度の差があります。
実さい人間の偉さというものは、その人が
如何なる志を立て、それを如何ほどまで
実現するかによって決まるともいえましょう。
否、さらに突きつめて申せば、そもそも
われわれ人間の志というものは、その人が
真にその心中に希うだけは、必ずや実現する
ものだともいえましょう。
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