再録 致知出版社の「一日一話 読めば心が熱くなる・・」 その5~あずさからのメッセージ

「あずさからのメッセージ」

是松いづみ 福岡市立百道浜小学校特別支援学級教諭

 梓が生まれたのは平成六年のことです。
私たち夫婦はもともと障がい児施設でボランティアを
していたことから、わが子がダウン症であるという
現実もわりに早く受け止めることができました。
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再録 致知出版社の「一日一話 読めば心が熱くなる・・」 その4~自分の仕事に命を懸けなさい

「自分の仕事に命を懸けなさい」

加藤 彰彦 沖縄大学人文学部 福祉文化学科教授

 私は取るものも取りあえず、森信三先生の
ご自宅に駆けつけました。当時私は二十九歳、
先生は七十歳に近かったと思います。
先生は私を部屋へ招き入れると、
「さあ、こちらへ!!」と言って、私を
上座へ座らせました。その一連の動作から、
先生の「出会い」に対する気迫を感じ、
ただただ圧倒されるばかりでした。
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再録 致知出版社の「一日一話 読めば心が熱くなる・・」 その3~どこまで人を許せるか

「どこまで人を許せるか」

塩見 志満子 のらねこ学かん代表

 長男が白血病のために小学二年生で
亡くなりましたので、四人兄弟姉妹の末っ子の
二男が三年生になった時、私たちは
ああこの子は大丈夫じゃ。お兄ちゃんのように
死んだりはしない」と喜んでいたんです。
ところが、その二男もその年の夏のプールの時間に
沈んで亡くなってしまった。長男が亡くなって
八年後の同じ七月でした。
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再録 致知出版社の「一日一話 読めば心が熱くなる・・」 その2~種田山頭火という・・


剣山 イザヤかモーセロミュロスか 
冠をかぶり 右の手にはアーロンの杖か?

「種田山頭火という生き方」

大山 澄太 俳人

 山頭火という人は幾度か私の家に
泊まりましたが、帰る時、いつも
後ろを振り向きもせず、一目散に
駆けていくのです。

見送るほうとしては物足りんのですね。
だからある雪の降る夜、山頭火が私の家に
泊まった時、いつものように酒を飲みながら
「あんたが帰る時、僕らが名残惜しんで見送るのに、
いつも後ろを見ないで、すーっと逃げるように
して行く。
あれはどうしたんか」と私が尋ねると、
山頭火は酒を飲むのをやめましてね。
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