原田 隆史 原田教育研究所 社長
奈良教育大学で中学の体育教師の免許を取得し、初めに赴任したのは大阪市最大のマンモス校でした。生徒千六百名。教員百名体育の教師だけでも僕を含めて八名もいる学校です。当時は非常に荒れていて、生徒の服装は乱れ、校内にはたばこの吸い殻が落ちており、僕も初日からえらい目に遭いました。グラウンドから校舎に入ろうとした瞬間、三階の窓から僕をめがけて椅子が落ちて来たのです。間一髪で当たらずに済んだものの、当たっていたら当然死んでいた。そういう悪事を平気で働く生徒がいたのです。
“致知出版社 一日一話 読めば心が熱くなる・・ 第二弾 3 「私を目覚めさせた母の一喝」” の続きを読む