せっかく縁あってこの人生に生まれたんだから、
飽きるほど生きているほうが得だぜ。
森 信三 運命をひらく 365の金言 24 「智慧の生まれる処」
智慧の生まれる処
裏切られた恨みは、これを他人に語るな。
その悔しさを噛みしめて生きていく処から、
はじめて人生の智慧は生まれる。
天風手帳2023から 41
正しいことをしている人間に、
正しからざる出来事が生ずるはずはない。
森 信三 運命をひらく 365の金言 25 「生命の閃き」
生命の閃き
人間が本当に真剣になると、
こういうふうにパッと夜中に目があいた時とか、
あるいは朝、目のさめた瞬間に、大事な問題が
パッと分かるものなんです。
その時そういう一種の生命の閃きによって、
基礎理論の不足というようなものも、
ある程度突破できるものらしいですね。
実際不思議といえば、実に不思議なことなんです。
だから普通の学者には、そこが分からんから、
低い学歴の人間には、発明なんかできないと
決めて、たかをくくっているわけなんです。
そのくせ大学で自分の教えた人間が大した
発明もやらんのですが、そこが分からんのです。
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天風手帳2023から 40
油断も隙もないのが人生なんだから、
我々は始終、死生観を自分の頭の中に
はっきりと持っていなきゃ駄目なんだよ。
森 信三 運命をひらく 365の金言 26 「人生の意義を即答できるか」
人生の意義を即答できるか
「人生の意義いかん」という問題に、
もし正面から四つに取り組んで考えるとしたら、
たとえ教養があり、さらにはある程度学問の
ある人々でも、これはなかなか難しく、
かつ、やっかいな問題といってよいでしょう。
それというのも、仮に諸君たちがこの問題を
ひっさげて、社会的にもかなり名を知られているような
学者とか、思想家などに会った際、多少
失礼かもしれませんが、試みにこの大問題を
投げかけてみられるとよいでしょう。
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天風手帳2023から 39
あなた方の肉体を活躍せしめるものは、
あなた方の心である。
森 信三 運命をひらく 365の金言 27 「偉人に対する三通りの態度」
偉人に対する三通りの態度
人間が偉人に対する態度に三通りある。
第一は偉人に対して無感覚な人間で、
これは精神的にはすでに死んでいる人間である。
第二は偉人の偉大さに感心している人間である。
第三は偉人に肉薄してゆく人間である。
それはその偉人の精神を継承し現実に
開顕する人である。
この気迫がないようでは、人間も生きている
ほんとうの価値はないといってよい。