吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 1ー39

ミネハハさんからいただいた書物です。

世にいう「松下村塾」は山口県萩にあります。
ご縁あって昨年初めて訪問が叶いました。
十畳と八畳の二間だけの塾です。

そこでしかもたったの二年間だけの開塾でした。
その間習った方々の中から高杉晋作、伊藤博文、
山形有朋など、のちの総理大臣二人、国務大臣七名、
大学の創設者二名などなどを輩出しました。

松陰は塾生の方々に言います。
「決して私が皆さんに教えるという事ではなく
皆さんと共に学びたい。ともに真剣に語り合いましょう」

そして30歳牢獄に囚われ、死罪に。

死罪が近づいたある日松陰はご両親に
いつもは出すことのなかった別れの手紙を
送ります。

「親思う心にまさる親心

今日の音ずれ なんと聞くらん」

子が親を思うこころに、はるかにまさる
親が子を思うこころ。
今日のわたくしの死罪の知らせを
お聞きになって父上、母上はどんなお気持ちだろうか。

その句に涙しました。

「君たちはどう生きるか」

松陰は問いました。

100年や200年後の国の将来ではなく
3000年先のこの国の将来を憂えていた松陰です。

「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも
留め置かまし 大和魂」

松陰辞世の句です。

再録 Iさん懐古 その22~この世において、自分に無関係のものは一つもない

「この世において、自分に無関係のものは一つもない」

この言葉も通常は、え~~~ですね。

ですが私たちの固定した考え方、長い間で
培った信念、体験からすればそれもまた
致し方ないことと感じさせます。

でももしこの世の出来事、もの、人が自分にとって
関係がないものは一つもないと考えたら、
なにかすべてを大切にしたいと思わせます。
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再録 Iさん懐古 その21~言葉も五感も物質

「言葉も五感も物質」

言葉も五感も物質でしたら、
物質は結果ですから、結果で結果は
変えられないの真理どおりですが、
「思った通りになる」の真理の思ったと、
言葉と言う音として出た物質とは異なるものでしょうか。
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吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 1

本当に幸せな人

幸せな人の心は二種類に分かれます。
ひとつは
どれだけ貧しくて、厳しい状況に置かれても、
いつもゆったりとした雰囲気でいて、
決して他人を責めたり、自分の運を呪うことのない心です。
もうひとつは
誰に対しても、まるで家族みたいに親切で、
どこかで困っている人がいると聞けば、
もうそれだけで食事がのどを通らなくなったり、
不眠になったりするほど気を配る心です。

どちらも同じ心のことです。
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再録 「ノーベル賞制定とヴァレンベリ家」奥の院通信から R3 11/27

https://okunoin.fc2.net/blog-entry-767.html

今から126年前の1895年の今日、11月27日、ノーベル賞が制定された。スウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルは自ら発明したダイナマイトで財をなし、その遺産を物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の各分野で、多大な成果を挙げ、世に貢献した者に授与するようにと、この日その旨を記した遺言状に署名したのであった。
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再録 Iさん懐古 その20~人生の目的

「人生の目的は分離感をなくすこと」

人生の目的は大金持ちになること、とか
野球の選手になることとか、
幸せな家庭を気づくこととか、
多くの人の役に立つ人になることとか、
みんなの幸せに繋がることをしたいとか、
政治家になる、スポーツ選手になる、歌手になる、
音楽家になる、芸能人になる、大実業家になる
・・・・・。

延々と・・・。

Iさんはシンプルです。
人生の目的はただ分離感をなくすこと。
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