「クイーンエリザベス号」奥之院通信 R3 5/4

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イギリス政府は空母クイーンエリザベス号を中心とする空母打撃軍を極東に派遣し、日本にも立ち寄るという。そして、彼らは極東で海軍・空軍の演習を予定しており、日本の自衛隊も、オーストラリア、フランス、ニュージーランドと共に、この演習に加わる。何となく中華人民共和国(中共)を相手に、世界大戦を起こそうとしているように見える。

 アメリカを中心とした、いわゆるかつての西側諸国と、中共とが軍事対決している。その原因は中共側にある。南シナ海、東シナ海の軍事基地化、香港問題、ウィグル人権問題など、挙げればきりがないが、中共は自分たちが正しいと一歩も引かない構えである。摩擦が起きることは分かりきっているにも拘わらず、中共は敢えてそのような行動を取ってきた。

 ここで中共の肩を持つわけではないが、この中共の国策を支えてきたのは奥の院・西側諸国のディープステート(DSら)であることは間違いない。つい最近まで、「これからは中共だ」と中共を持てはやし、中共に莫大な投資もしてきた。DSらは、これからは中共覇権の世界になると公言していたし、今もそれは変わっていないのかも知れない。また、本当に何年か後には、世界の覇権は中共になるのかも知れない。彼ら(DSら)がそうしようと思えばそうなる。

 DSらは、どこが覇権国家になろうと一向気にしない。その覇権国家を使って利用するのは、自分たち(DSら)であることに、変わりはないからである。彼らには特定の国家に対する忠誠心などはない。個人的にも彼らは、その時代の覇権国家に入り込んで利益を貪ってきた。欧州からアメリカへ、そして今は中共へと移っていこうとしているのかも知れない。

 ここで改めてこれまでの歴史を振り返ってみる。戦争は何時の時代も、どこででも、必ずDSらが関わっている。彼らが紛争を引き起こす。それは長年掛けて企画し、実施してきた。日本も先の大戦でこれを経験している。いいように使われ、気がついてみたら国土は廃墟と化し、国體は半ば破壊された。天皇・皇族は週刊誌ネタに過ぎなくなった。神聖であるべき皇室問題にメディアが土足で入り込んでいる。不敬罪がなくなったので彼らは自由自在である。

 戦争はいつも強い方の側が引き起こす。しかし、稀に弱い方が引き起こすこともある。それは窮鼠猫を噛む場合である。日本の場合がそうであった。当時の支那を使った日本虐めがエスカレートし、国が崩壊する寸前まで追い込まれた。そこまで特定の国を追い込んでいくのがDSらである。いまアメリカのDSを中心に、彼らはアメリカ国民と戦争をしている。この通信では、この戦争を「奇妙な戦争」と名付けた。戦争の名前がまだ付いておらず、戦争当事者もはっきりさせてないからである。

 ここで、この今の「奇妙な戦争」と、極東で勃発しそうな中共との紛争とはどのような関係になっているのであろうか。双方とも、当事者はDSらとアメリカ軍を中心としたその同盟国であるが、その関わり方はまだ明確ではない。少なくとも、日本は自衛隊が中共の人民解放軍と戦争するという想定はしていない。中共の方も、尖閣諸島を我が領土であると言うことで実効支配を試みているが、日本側は、戦争までしてこれを守ろうとはしていない。

 アメリカ合衆国でいま起きている紛争当事者は、アメリカ軍とDSらであり、今の中共との戦争もアメリカ軍と中共の人民解放軍である。実質当事者は全く同じである。中共が今回のアメリカ大統領選挙に介入したことから、今の「奇妙な戦争」が始まっている。しかも、ここまで中共の国力、軍事力を育ててきたのは他ならぬDSらである。

 日本も彼らに踊らされて、我先にと中共に投資をしてきた。さすがに、今になって少々後悔している人もいるが、その趨勢にまだ大きな変化はなさそうである。特に日本の経済界、メディアには変化は見られない。彼らはいまだに北京の顔色を窺いながらの行動を取っている。ところが、アメリカ軍とDSらが戦争を始めたものだから、日本はどういう行動に出るべきなのか、どちらに就くべきなのかが分からず、右顧左眄している。

 日本は今では、国益というものを大事にしようとする意思は失っている。ここに日本の今の悲劇がある。こころある政治家は、何とか日本を守ろうとするが、何をしてもメディアは文句(DSらの指示)を付ける。財界はとにかく金儲けに走る。自衛隊は日本嫌いの左翼を気にして動けない。

 その左翼を動かしているのはDSらである。たまたま今そのDSらが「奇妙な戦争」でアメリカ軍と戦っているので、この日本嫌いの左翼連中も音なしの構えでいる。今更「モリカケ」「桜」もないであろうから、内心困っているのかも知れない。反日を国是とするお隣の大韓民国の態度も曖昧になっている。しかし、彼らはただDSらからの指示待ちをしていれば良いので暢気な気分かも知れない。それと平行して、DSらのメディアを使っての日本の天皇・皇族潰しは続いている。