働きは一倍半、報酬は二割減
真に意義ある人生を送ろうとするなら、人並みの生き方をしているだけではいけないでしょう。それには、少なくとも人の一倍半は働いて、しかも報酬は普通の人の二割減くらいでも満足しようという基準を打ち立てることです。
そして行くゆくは、その働きを二人前、三人間と伸ばしていって、報酬の方は、いよいよ少なくても、我慢できるような人間に自分を鍛え上げていくんです。
実際人間の偉さというものは、ある意味では働くこと多くして、しかもその受けとるところが少ない処から生まれてくるるとも言えましょう、ですから諸君らも、まず人の一倍半の働きをして、報酬は二割減をもって満足するという辺りに、心の腰をすえてかかるんですね。