奥の院通信から R4 9/26 「ロン・デサンティスの演説後半続き」

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私は最近、オーストラリアの男性から手紙をもらいました。こう書かれています。
 「ここにはもうほとんど希望がなく、多くの人々が『指導者たちは私たちをどうするつもりなの?』と恐れています」「この暗黒の時代に、私はあなたと偉大なフロリダ州に希望を見出しています」「人々の為に立ち上がって頂きありがとうございます」と。

 私たちはやり遂げました。カナダ人、オーストラリア人、ヨーロッパの人々、あらゆる人から声が届いています。彼らは現状を招いた原因を理解しており、自由を守る事の意味をフロリダから学んでいるのだと思います。

 左翼は一体何をしようとしているのでしょうか?私は十年程前に政治の世界に足を踏み入れました。それまで、全く関わりの無かったアメリカ合衆国下院議員に立候補しました。私の使命は、当時大統領だったオバマの悪政を阻止することでした。

 私は本も出版しました。ほとんど売れませんでしたが諸問題について指摘し、オバマの政策がいかにアメリカ建国の価値観と食い違っているか、を説明しました。今もその考えは変わりませんし、私にとってはとても貴重な経験となりました。しかし、今振り返ってみると、かなり昔の事のように思えます。何故なら、今、私たちが直面している自由と公正な社会に対する脅威は、十年前より遥かに拡がっているからです。

 左翼がやろうとしていることを考えてみて下さい。彼らの政治的目標は何でしょうか?もし彼らがあと2人程上院議員を当選させていたら、連邦最高裁を乗っ取るつもりだったでしょう。ワシントンDCを州にして、急進的な左翼民主党議員を2人加えようとしていました。選挙人割当制を廃止して、カリフォルニア州が大統領を選べるようにし、不正な投票行為を制度化しようとしていました。

 しかし、アメリカの一般家庭の食卓で「ワシントンDCを州にしたい」「最高裁を牛耳りたい」という会話が交わされることは先ずありません。そう、それは人々の関心事ではありません。人々の心配事は、ガソリン価格、犯罪、国境、世界中のあらゆる混乱です。それが国民の関心事なのです。

 左翼がそのようなことをするのは、彼らの目標が「国を偉大にすること」ではないからです。「国民の半分を占める保守派を疎外すること」が彼らの目標です。彼らは私たち保守派を無力化したいのです。私たちを黙らせたいのです。私たちを二級市民にしたいのです。

 彼らが妄想している目標とは何でしょうか?『ウォーク』は左翼の新しい宗教です。
 ここで『ウォーク』というのは「目覚めた人々」という意味で、人種差別、性差別等、社会的不公正に対する(被害者)意識を高めようとする思想で、これが彼らの謀略です。国を分断する為にこの『ウォーク』を普及させたいのです。

 ジェファーソンやリンカーン、テディ・ルーズベルトの銅像を撤去し、ジョージ・ワシントンの名前を学校から消したのは、その歴史を消し去り、建国時の制度を非正当化して左翼思想に置き換え、それを現代社会の基本原理としたいからなのです。

 そもそもこの『ウォーキズム』(目覚めた人々)は文化的マルクス主義から派生したものです。
 それは、単に増税や誤った経済政策をもたらすだけではありません。私たちの社会の構造を引き裂き、それをもっと邪悪なモノに置き換えようとするものです。私たち保守派が直面している最大の問題は、国内の多くの主要機関が、この「ウォーク・ウイルス」に感染してしまっていることです。

 学問の世界を見て下さい。説明するまでもないと思いますが、左翼の主な目的は大学生に、彼らのイデオロギー的世界観を押し付けることです。アメリカの大企業を見て下さい。彼らは有権者IDの導入に反対しています。ウイグル人の奴隷労働で大金を稼いでいながら「有権者IDの導入は人権侵害だ」と言うのです。彼らは『ウォーク』運動に加担しているのです。

 この国の官僚機構を見れば、あらゆる組織が、完全にレールから外れてしまっていることが分かります。ファウチのような人間に限ったことではなく、あらゆる組織の権力が肥大化しています。この国の腐敗した不誠実な大手メディアを見れば、国民を分断し、現政権を支えるために何をしているのかが分かります。彼らは真実を伝えるという、本来すべき仕事をしていません。自分達に有利になるように、偏向したストーリー(話)を創り出すことを生業としています。

 彼らは力ある者に対しては真実を語らない、政権と権力に固執し、あなたが声を上げれば、不当な扱いをするのです。あなたを中傷し、名誉を傷つけるのです。彼らは毎日毎日、国民を欺くために捏造の嵐を巻き起こし、11月の中間選挙に向けて、更に激しさを増すことは間違いありません。バイデンを責任から逃れさせ、国民を騙して民主党政権を維持するために、出来ることは何でもするでしょう。私たちはそれを阻止するつもりです。これが今直面している現実です。

 そして極めつけは、ビッグテックです。ビッグテックは今やこの国で最大の検閲組織です。彼らは大手メディアやバイデン政権と結託して、保守的な意見を排除しようとしています。彼らの論調に異を唱える者は誰でもが標的にされます。

 これは重要なことです。私たちの自由はあらゆる場面で脅かされ、攻撃を受けています。それが現実なのです。真実から遠ざかりつつある社会では、立ち上がって真実を語る者は袋叩きに遭います。そんな社会になりつつあります。

 このような時代には、勇気ほど尊いモノはありません。キャンセル・カルチャー(過去の言動でその人物を追放する文化)等に立ち向かう勇気を持ち、大手メディアの捏造話を拒否する勇気を持ち、ビッグテックのような組織と対峙する勇気を持ち、『ハリボテ政権』の暴走を止める勇気を持つことが必要です。

 2022年を「アメリカが反旗を翻した年」にしていきましょう。私たちはここフロリダで先陣を切りますが、国中の人々が神の鎧を身にまとい、左翼の陰謀に断固として立ち向かう必要があります。炎の矢が飛んできても、信仰の盾が守ってくれます。我々は勝利に導かれます。

 最後に一言。私たちは地に足を付け前線を守り抜きます。一歩も引き下がらない覚悟です。
フロリダ州は、誰もが想像する以上のことを成し遂げてきました。しかし、これだけは言えます。闘いは始まったばかりです。ありがとうございます。神のご加護を。