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7月8日(金)、安倍晋三元総理大臣が凶弾に倒れられた。午前11時半頃、奈良県の近鉄大和西大寺駅から50メートルほどの道路上で、背後の至近距離から銃撃された。安倍元総理は2日後に行われる参議院選挙での佐藤啓候補の応援演説をしているところであった。その後の医療手当も甲斐なく、安倍元総理は同日午後5時に死去された。
早いもので、あの事件発生からもう2ヶ月の時が流れた。事件発生の7月8日(金)とその翌日7月9日(土)の2日間は、今盛んに指摘されている統一教会については、一言も報道されることがなかった。ところが7月9日の一夜が明けて7月10日(日)になった途端に、あらゆるメディアが一斉に統一教会のことを報道し始めた。現行犯逮捕された山上哲也(徹也)容疑者が、統一教会の名を語ったことからである。
7月9日を境として、その翌日からはあらゆるメディアが、統一教会報道一色となって、現在もそれが続いている。安倍元総理の報道よりも、統一教会報道の方が圧倒的に多い。まるで、安倍元総理の暗殺という大事件は何処かに吹っ飛んで、今や統一教会問題がメディア報道の全てとなっている。
そして、統一教会問題で世の中は大騒ぎとなり、それが永田町に飛び火し、ここの住人(代議士先生)は、今やこの問題、この妖怪が自分のところにやって来やしないかと、戦々恐々としておられる。皆さん足が地に着かない。この団体の会合に参加したことがあるとか、その要人と会ったことがあるとかが嗅ぎつけられると、一斉にあることないこと報道されるからである。
そもそも、統一教会との関わりを糺弾するとしたら、創価学会と公明党の関係はどうなのか、誰もこのことに触れる人はいない。公明党という公党のうしろに鎮座ましましている池田大作に関しては、その生死すらも明かされていない。この問題に触れる人すらいない。
7月9日の一夜が明けて、この統一教会の問題がメディアを席巻したのは、誰かが仕掛けたとしか思えない。しかし、それが明かされることはない。何故か、それは明らかに奥の院・ディープステートだからである。テレビ局を管轄している総務省から指示があったか問い合わせした人があり、答えはノーだった。テレビ局同士が話し合ったという事実もなかった。ところが事実としては7月10日朝から一斉に報道が開始されているのである。仕掛けたのは、決して正体を現すことのない連中である。
奈良県警は、容疑者の名前を奈良市在住の山上哲也(徹也という報道もある)と発表している。彼は元海上自衛隊員だったと報じられ、その後2020年10月から今年5月まで京都府内の某工場で派遣社員として働いていたという。報道の姿勢は最初は海上自衛隊員だったことが強調され、その後は統一教会との関わり一色になった。
この暗殺事件はケネディ暗殺事件とよく似ている。こう指摘する人は多い。あの時の現行犯オズワルドは事件発生後直ちに殺害されているが、今回の山上は殺害されていない。その点を除けば確かに事件は酷似している。犯人は同じ連中と言うことになる。
問題はこの事件が山上容疑者の単独犯ではないと言うことである。ディープステートが長年時間を掛けて仕組んできた犯罪である。その間に、この山上なる人物が、何時彼らにリクルートされ、どのような訓練を受け、これまでどのような指示を受けてきて7月8日を迎えたのかと言うことである。日本には情報部がないので、これらの詳細を調べる部署はないのであろうか。
いずれにしても、この暗殺事件はもう人の口の端に上ることはなくなって、専ら統一教会問題に転化している。騒ぎも安倍元総理の国葬問題に移ってしまって、この国葬に反対するように世論誘導がなされつつある。国葬などが行われると、安倍元総理を崇める人が増え、日本国民の気持ちを安倍元総理に結びつけることになる。これが困るのは、この事件を仕組んで成就させたディープステートである。彼らは1日も早く日本人にこの事件を忘れさせなければならないのである。
奥の院・ディープステートがどうしても消したい人物が3人いた。トランプ大統領、プーチン大統領、それに安倍元総理である。前者二人は、これまで何度も暗殺未遂事件があった。これが未然に防げているのは、それだけ彼らは保護されていたのである。我が国の安倍元総理は何らの保護もなく、丸裸で凶弾に倒れられた。国としての反省は皆無である。むしろ何もなかったかのようにする努力をしている。
関係者が、大なり小なり、真犯人のディープステートとグルなのであろう。口では「惜しい人を亡くした」、「再発防止を真剣に考えるべき」と口を揃えて言うが、空々しい。「お前もこの事件に一枚噛んでいるのでは」と言いたくなる。