2753「憎しみからの解放」2022.7.10 自分で自分を自分するから

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今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2022年07月07日の記事を紹介します。

「憎しみからの解放」

今日は「どうしたら憎しみを消すことができるか?」と言うお話です。

心の中から憎しみを消さないかぎり、本当の幸せを手に入れられないからです。

よく、「不平不満・愚痴や悪口などは、思ったり口にしたりしない方が良い」

と書いていますが、

それは取りも直さず、自分の中の神さまと繋がり、

本当の幸せを掴むことが、自分の力でできるようになるからです。

私たち凡人は、なかなか心の内の、「憎しみ」を消せない時があります。

そしてその結果、現実の生活では様々な艱難苦難に遭遇していきます。

その憎しみの対象は、家族に対してのことがダントツに多いようです。

親や配偶者など。。

ですが空海の仰るように、

心というのは、生きていても、死んでからも同じ

憎しみや怒りに執着して凝り固まっていたら 

天からの光に気づかない。

無意識に拒否する。

だから、死後も成仏できない。

同じ状態のまま、

長い長い死後の生活を送らなければならない。

すべては本人の心の問題。

が真実のようです。

肉体があろうと、肉体が無かろうと、心の状態は変わらない。

死んですぐに仏になるわけではない。。

ですので、このことが空海が言う、

生きているうちに「幸せ」を掴まなくてどうする?

という「即身成仏」の教えに繋がってきます。

空海は生きているうちに仏になれるんだよ・・ 

と教えています。

ここで言う仏とは、心の状態が穏やかで平和で幸せと言うことです。

生きているうちに憎しみ、怒り、執着から離れることで

天の光に気付き、幸せになることが出来ると言っているわけです。

もし心が、憎しみ、怒りから離れなければ死んだ後も、同じ状態が続くと仰っています。

でも、そこには仏の慈悲があります。

生きている間には、いろんな人と接することで、気付きをもらうことが出来ます。

私達は、今こうして生きています。それぞれが置かれた環境は異なります。

楽しさや、苦労の度合いも人さまざまでしょう。

ですが、私達は色んな個性の人達に囲まれ、

・好きな人に囲まれ、

・嫌いな人に囲まれ、

・人を好きになったり、

・嫌いになったり、

・嫌われたり、

様々な経験を積み重ねていくことで、沢山の気付きを頂くチャンスに恵まれています。

もし、私達が自分の置かれた環境で、その様々な境遇に感謝して

明るく前向きに自分の精一杯の生きざまを示すことができたならば、

きっと私達は生きながら 仏の気持ちになれるかもしれません。

生きながら幸せになれるかもしれません。

私達、誰一人も例外なく、その様な恵まれた環境に今置かれています。

例え、苦しく感じる環境であっても、それは実は私達の心にとっては、

神さまが準備してくれた素晴らしい環境であるのかもしれません。

最後に空海のお言葉を紹介します。

生きとし生けるもの、すべてに命があり、心がある。

そのことを忘れてはいけないよ。

すべては、一人一人の命の働きから始まるのだ。

難しく考えることはない。

素直に生きて、皆に感謝をしなさい。

そして、おのれの魂が喜ぶ生き方をしなさい。

さすれば、道は開くであろう。

空海が生きていた当時の日本で、

仏教は朝廷の強力な推薦もあり民衆の間に広まっていました。

ですが当時の(奈良)仏教は今ではなく、死んだ後の来世の幸せを説くものでした。

ですが空海は、今、生きている今ここで幸せになれると説いたのでした。

そして、その方法こそが、素直に生きて、皆に感謝をしなさい。

そして、おのれの魂が喜ぶ生き方をしなさい。

だったのです。

魂が喜ぶとは・・

自分の良心、自分の中の神様が喜ぶこと。

良心に従った生き方です、

皆に感謝とは・・

みんなに「ありがとう」と言う事です。

素直に生きて、皆に感謝をすることで、

今、この生きているうちに

「本当の幸せ」を手に入れることが出来ると、空海は仰っています。

不平、不満、愚痴、悪口も良いでしょう。

・むり、

・どうせ、

・だって 

と言い訳や、後ろ向きの言葉を使うのも良いでしょう。

ですが、もしそれに疲れてしまったら、この空海の言葉を思い出してみて下さい。

きっと空海の仰る通り、生きている今、幸せになることが出来るかもしれません。