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今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2022年05月26日の「全ての母親に伝えたい」と2022年05月30日の「声なき声を聞く」の2つの記事を紹介します。
「全ての母親に伝えたい」
今日は、生前の小林正観さんが高岡で講演した時のお話です。
分かりやすくするために内容を若干補完して掲載します。
<引用開始> 引用元
正観さんが、生前の40年間の間に 24人の子どもさんに会い、
天国にいた時の記憶を聞いたそうです。
・3歳児が22人
・4歳児が2人
すべて生まれる前の記憶を持つ子供たちです。
生まれる前の状況はどうだったの?
・上から見下ろしていた。
・お母さんがとても楽しそうに色々喋っていたので話し相手になったら
すごく楽しそうと思ったら生まれちゃった。
・上から見ていたら、いつもお母さんが悲しそうで 寂しそうな顔をしていた。
話し相手になってあげようと思ったら生まれちゃった。
・お母さんがいつもいつも男の人に泣かされていた。いつも寂しそうで悲しそうだったから
応援 支援してあげようと思ったらお母さんのところに生まれちゃった。
いつも泣かしていた人は お父さんだった。
全部のお話に共通していたことは
・お母さんの味方をしよう。
・お母さんを励ましたくて。
・お母さんの話の相手に。
・お母さんの応援 味方に。
お父さんのお話は、一人も出て来ませんでした。
正観さんは仰いました。
感動的な結果です。
全ての母親に伝えたい。
究極の感謝の対象(生まれてきてくれた子供たち)がそこにある。
もし皆さんが、このことを受け入れることができたとしたら・・・
もう二度と、子供たちを怒ることは無くなると思います。
子供たちは、「お母さんの 味方をしてあげたい」そう言って生まれてきました。
それなのに
・あれが気に入らない。
・これが気に入らない。
・もっと勉強ができれば。
・もっと健康であれば。
気に入らないところをあげ連ねて
「何であなたは そうなの?」
責め続けている自分(母親)であったなら
今日のこの瞬間に、胸に手を当てて考えてみたほうがいいと思います。
母親を
・励ますために
・力づけるために
・笑顔で 話し相手になってあげるために
こどもは全部そういうつもりで生まれてきました。
男の親は その母親の精神的な安定と、経済的な安定のための存在。
特に精神的な安定のために
女性がこの男性なら
安心して子どもを産めて 育てることができる。
この人の子どもなら 産みたい。
そのような精神的な安定のために、存在するみたいです
怒鳴ったり イラついたりしないための安定剤らしい。
<引用終了>
男の親は出番が、あまりありませんが、
愛する奥さんと、子供たちの幸せ、そして笑顔のためであれば
どんな辛い状況も、耐え忍び、乗り越えていけるかもしれません。
母と子、魂と魂の濃密な結びつきです。
そしておい互いが、研ぎ石の役割を果たしています。
ギリギリと、私たち親の悪い所、自分勝手なところ
そんなところを、デフォルメして見せてくれます。
まるでヤスリ(研ぎ石)のように、容赦なく、
私たちの心を削り、魂を輝かせようとします。
そのことに気づき、
感謝の気持ちを持てた時、
子供たちの生まれて来た目的の
大半が達成された時です。
お互いが魂の底から喜びあえる瞬間です。
海老蔵さんも、生まれる前の記憶(天国)があるとNHKの番組「プロフェショナル」で告白しています。
魂の目的が達成された時
そのために設定してきた環境は解除され
生まれる前の
仲の良かった、愛に溢れた2つの魂の交わりに戻っていくことでしょう。
もう 悩む必要も苦しむ必要もなくなります。
全てのカギは「感謝の気持ち」を持てるかどうかにかかっています。
「声なき声を聞く」
臨死体験をきっかけに、神さまを見て、声を聞き、正しく人生の目的を知り、
そしてその後の人生で、多くの方の精神性の向上(心の浄化)のために
働いていらっしゃる方が沢山いらっしゃいます。
今日はその中のお一人である、鈴木秀子さんのお話をご紹介します。
鈴木さんは、日本近代文学を専攻する聖心女子大学の教授で、聖心会のシスターでもあります。
「死にゆく者からの言葉」など沢山のご著書もあります。
『自分の花を精いっぱい咲かせる生き方』(致知出版社)が出版された直後のインタビューです。
<転載開始> 転載元
インドにある「死を待つ人の家」を訪れたある神父が、
現地でマザーテレサに出会った時のお話です。
神父はボランティアとしてインドの現地に赴き、風呂に入れた病人を
バスタオルで受け止める役目を担いました。
しかし当初は、やせ細った病人の体に触れることはおろか、
怖(お)じ気づいて後ずさりしてしまったのです。
その様子を見かねたマザーは、彼の代わりに病人を受け止め、
優しくその病人に語り掛けました。
「あなたは大切な人です。あなたは神様から許されて、愛し抜かれています」
死人同然の彼は、うっすらと目を開いてほほ笑んだそうです。
鈴木秀子さんは、このストーリーをこう締めくくっています。
「マザーが死にゆく男性に施したのは、何も特別なことではありません。
一人の人間として敬い、神様から愛されていることを祝福した、それだけのことです。
しかし、そのひと言は、苦しみと絶望の間をさまよっていた男性には、
何よりの喜びであり、力となるものでした」
小さな良いことが、やがて良い人生につながるのです。
周りの人々と小さな心の交流を重ね、人を敬って生きていくことに
大きな喜びを感じる人生こそ「良い人生」なのだと、
マザーの行いを例に鈴木秀子さんは仰います。
また、マザー・テレサが1984年に来日し、シスターが教鞭(きょうべん)をとっている聖心女子大学を訪れた時のあいさつについても触れられています。
「日本では路上で生き倒れて死んでいく人、膿(うみ)にまみれてハエにたかられている人はいません。しかし日本を歩きながら、大変なショックを受けました。
街はとてもきれいだし、とても賑(にぎ)わっているのに、 その街を歩く人たちの顔に笑顔がないのです。
皆さんの悲しそうな顔が心に焼き付けられました。
寂しい思いをしている日本人たちには、ちょっとした言葉をかけてあげてください。
温かい笑顔を見せてあげてください。
それは私がインドで貧しい人々にしているのと同じことなのです」
こう話すマザーに、日本への思いの深さと、愛に満ちた生き方、
信仰を貫く姿勢を鈴木秀子さんは見て、改めて感動したと記しています。
<転載終了>
日本は先進国と言われ、豊かな国であるのに、
・人々の顔に笑顔が無い
・悲しそうな顔をしている
・寂しい思いをしている人が沢山いる
まさにそれはインドの貧しい人たちが、誰にも顧みられることもなく、寂しさの内に、
人生と神を呪い死んでいく姿と同じではないか? そう、仰ったのです。
それは自分以外の者への関心の薄さ、無関心に寄るものです。
愛が欠如しているからです。
その結果が、インドのスラムで孤独の内に、人と神を呪い死んでいく貧しい人と、
日本人の心を同じものにさせてしまったのです。
皆さんはどうでしょうか?
カルカッタのように生死に関わることはめったにないかもしれませんが、
こんな小さな声、叫びを聞いたことはありませんか?
「寂しい」「助けて」
これは声なき声、単なる小さな波動かもしれません。
ですが、いま確実に世の中に、この小さな叫びが増えています。
生活やお金に追われ、必死に生きている私たちにも、最初は聞こえていたかもしれません。
でも、いつしかそれは、忙しく動き回る私たちにとって、社会の中で、単なる生活音でしかなくなり、 気にも留めず、気付くことすらなくなってしまったのかもしれません。
そしてその小さな叫びを発した人達は、誰にも顧みられず、孤独の内に生き、
エネルギーのある者は、やるせない気持ちを爆発させ、
エネルギーの無い者は、ひっそりと命を閉じるのかもしれません。
でも、私たちにも耳を澄ませば、「寂しい」「助けて」と言う声が、 家族や友人、目の前に居る人、そんなすぐそばからも、聞こえてくるかもしれません。
その声が聞こえたら、どうしますか?
マザーはこう仰いました。
ちょっとした言葉をかけてあげてください。温かい笑顔を見せてあげてください。
まずは、自分の目の前に居る人に対し、笑顔で、優しい思いやりのある言葉を
かけて差し上げたいものです。
その笑顔と優しさは、今度は受け取った人を介して、またそこを拠点に広がって行きます。
どんどん笑顔と優しさの連鎖が、あなたの最初の行動をきっかけにして始まります。
そしてその愛のエネルギーは循環を繰り返し、必ず何倍にもなって自分に帰ってきます。
どうか目の前の方に笑顔で、優しい思いやりのある言葉をかけて差し上げてください。