奥の院通信から R4 3/13 「ゲートウェイ・パンディットの報道」

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3月9日(水)、アメリカでは有名な右系の報道機関ゲートウェイ・パンディトが報じるところによると、ロシア連邦政府の外務情報局長マリア・ウラジミロブナ・ザハロフ女史は、アメリカ合衆国に対して「私達は貴国の生物兵器研究所(バイオラボ)を発見した」との声明を発表した。

 また、「ここにアメリカ国務省の次官補ビクトリア・ヌーランド女史が述べた報道がある。今回のこの証言は、ワシントンが沈黙できない事実を提供した。我々は、貴国の生物兵器の原料も発見した。これらは全てウクライナにおいて起きたことである」とロシア国営放送も報じた。

 ロシアは今アメリカ合衆国に対し、ウクライナのバイオラボについての説明を求めている。ロシアはアメリカが1972年の生物兵器禁止条約に違反し、且つその違反を隠蔽したことを糺弾しているのである。

 この事態は、アメリカ合衆国国務省上級官僚が、先日3月8日(火)に議会公聴会で、合衆国がウクライナにバイオラボを複数所有していることを認めたことから発生した。
 同じこの日、中華人民共和国政府(中共)の公式スポークスマンが、アメリカは全世界30カ国で、336カ所のバイオラボを持っていると述べ、対決姿勢を示した。中共当局によれば、ウクライナだけでアメリカは26カ所のバイオラボを所有していると言う。
 中共に関しては、この国こそ生物兵器を開発し、それを世界にばらまいて今回のコロナ騒動が始まっているので、「お前が言うか」との気持ちを世界中が持つはずであるが。

 このゲートウェイ・パンディトの指摘はその通りで正しい。しかし、プーチンがウクライナにおいて確認されたバイオラボを砲撃し破壊していることは、知られていない。

 とにかく、世界はロシアがウクライナを侵略したと一斉に報じ、プーチンを極悪人として糺弾している。一方、プーチンはウクライナでロシア系住民が虐殺されている、つまりウクライナでロシア人ジェノサイドが起きていると言い、助け出さなければならない、ジェノサイドを止めさせなければならない、と主張している。

 また、プーチンはウクライナの生物兵器製造所とその保管所を潰している。ウクライナを侵略しているのではないといっている。これも事実の問題であるから、然るべき国際機関が確認した上で、その情報を世界に発信することで、ある程度は解決する問題のように思える。 

 要するに、ウクライナにおいてロシア系住民に対するジェノサイドが起きているのかどうかと言う、事実に対する認識の問題となっている。こうなると、問題はメディアの報道によってその認識が変わる。メディアは全て奥の院・ディープステートが握っているので、メディアは彼らの都合の良いように報道する。つまり、どちらが本当のことを言っているのかという問題である。こうした事実確認こそ、国連その他の国際機関のすべきことである。

 2者が別なことを言い、どちらが真実かを見極めようとする場合、歴史が重要である。これまで嘘ばかりついていた方は排除すべきである。糺弾報道も避けるべきである。国民をミスリードするからである。

 最近は、プーチンは盛んにトランプ前アメリカ大統領に状況報告を電話でしている。世界がプーチンの、あるいはロシア政府の発する情報に耳を貸さない状況下では、貴重な情報交換となっていて、これはささやかな救いとなるかも知れない。プーチンは、「世界が聞く耳を持つようになれば話す」と言っている。これはプーチンの悲痛な叫びともとれる。
 とにかく、我々はメディアの発する情報を鵜呑みにして感情的な発言をすることだけは控えるべきである。ウクライナで、実際にいま何が起きているのか、分からないのである。