奥の院通信から R4 2/6 「アメリカ偽政府問題の焦点」

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 イギリスBBC放送報道が明らかにしたことによると、一昨年11月のアメリカ合衆国選挙に関する問題点がはっきりしてきた。ペンス前アメリカ副大統領が、先日2月4日、「トランプ前大統領は間違っている、副大統領は選挙結果を覆せない」と発言したからである。確かに全ての問題の焦点はここにある。だからここで、ペンスがこの問題に終止符を打つべく発言したのであった。

 共和党のマイク・ペンス前アメリカ副大統領は、「自分が副大統領として、2020年大統領選挙の結果を、不正を理由に、覆すことが出来たはずだ」とのトランプ前大統領の発言は、間違いだと述べた。しかし、トランプ前大統領のその発言が、制度上それは出来ないという趣旨であるとしたら、それは明らかに間違っている。そのための制度であるからである。彼はその不正の判断をしなければならない立場にあった。これはペンス前副大統領に課せられた、極めて重要な任務であった。

 だからこそ、トランプ前大統領は、ペンスがその判断をしなかったことを非難しているのである。彼は制度を非難しているのではない。トランプ前大統領は「ペンスがこの選挙が違法であったかどうかの判断をしなかったこと」を非難しているのである。選挙に違法はなかったと言わずに、「私には選挙結果を覆す権利などなかった」といって、自分にはそれを判断する資格はなかったと言っているのである。これは間違いである。

 ここでは、ペンスが職務上しなければならない判断をせずに、逃げてしまったことに問題があったのであり、それが非難されているのである。このペンスの意図的な「義務からの逃避」に全ての問題があったのに、問題の焦点をすり替えている。判断する責任が制度上あるにも拘わらず、判断する立場にないと逃げたのであった。

 更にその上で、ペンスは2021年1月6日にはジョー・バイデンの当選を認定したこの手続きを妨害しようと、トランプ氏の支持者が大挙して議事堂を襲撃したと発言している。現場では4人の死者を出し、意識を失った警官は翌日死亡したと断定している。

 しかしこの断定は間違っている。議事堂を襲撃したのは、トランプ支持者ではない、民主党側が、つまり奥の院・ディープステート側が、暴徒を引き入れて騒動を起こさせたのであった。この点はこれから明らかにされることになる。この時の暴動は、民主党が暴徒をわざわざ引き入れて、彼らに騒動を起こさせたのであった。しかも、彼らはこの騒動に「議事堂乱入事件」、あるいは「議事堂襲撃事件」と命名した。ここで、彼らが事件を拵えたのである。

 ペンス元副大統領は、議事堂襲撃事件を引き起こしたが、ペンスらはそれを、メディアを総動員してトランプ前大統領が引き起こしたようにして、事実をねじ曲げた。ペンスはトランプ前大統領の下で副大統領を務めておりながら、この選挙の違法性の判断をせずに、すんなりとこの選挙を他国(中共)に盗ませたのであった。全ての問題の元はここにあった。

 自分たちが引き起こした議事堂乱入事件を、トランプ前大統領の支持者が引き起こしたことにして、その責任をトランプに取らせようと画策している。トランプ前大統領の下で副大統領を務めた彼が、その義務を故意に放棄し、トランプ前大統領を裏切り、ひいてはアメリカ合衆国を裏切ったのであった。

 こうした経緯があり、現在のアメリカ国民の大半は、今のジョー・バイデン政権を承認しておらず、偽政権と呼んでいる。従って、今のアメリカはバイデン政権を認めるか、認めないかを巡って
分裂している。認める側は、認めない側を反乱分子として、これから鎮圧に当たるのであろうが、その数は多く、これがトランプ前大統領の支持者と言うことになると、少なくとも今のアメリカ国民の半分、7000万人か8000万人になる。

 これはもはや反乱とか言う範疇のものではなく、明らかに国家の分裂である。この状況を説明するのは難しいが、強いて表現しなければならないとしたら、やはりアメリカ偽国家とアメリカ国家となる。今、世界は世界大戦中であるが、その上にアメリカ国家は独立を掛けた内戦中であると言える。今年秋に行われる中間選挙がどうなるかが当面の焦点となりそうである。