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昨年10月初めに岸田政権が発足したが、今月21日にようやく日米首脳会談が行われた。テレビ会談ではあるがともかく開催された。アメリカのバイデン政権が本音のところでは親中であるから、日本の岸田政権も安心して親中振りを発揮してきた。岸田総理、林外務大臣揃って親中、媚中の人物である。中共側もこの2人が中共にべったりであるから少々安心していた節もある。
奥の院・ディープステートは今、米中戦争をやらせている。ところが、彼らは日本の政権には親中を許さないと言うことらしく、今回発足した岸田政権を「中共と何か特別な関係を持っている」と疑い、あるいは疑っている振りをし、発足以来今日まで、日米首脳会談はもたれなかったし、持たせなかった。
勿論、中共が日本の岸田政権に開かせなかったのである。しかし、ここに来てアメリカとは同盟国である日本で新たに発足した政権との間で、3ヶ月以上、何らの会談も持たれなかったことに異例との認識も生まれ、反発も生じて、この度の会談となった。
中共は怒り心頭である。今回の日米首脳会談後、中共は岸田政権に「裏切り者呼ばわり」し、まさに発狂している。日本側は、困ったのは岸田総理と林外相の個人である。日本国は別に困らない。むしろ良い方向に進んできたと思われる。
これまでこの2人は、個人的にも中共とどういう繋がりを持ってきたのか、日中友好協会の会長を務めていたので、良い面も悪い面も含め、それなりに特別な関係を持って来たはずで、その内容がこれから多少は明るみに出て来るものと思われる。これからその情報をもとに、この2人は個人的には、中共から陰に陽に脅される。政権崩壊に至る可能性すらある。
しかし、中共側も、この政権を崩壊させ、益々日本がまともになっても困るので、中共としても思案投げ首となる。岸田政権が崩壊し、高市内閣でも出来たら、中共は益々対応に困る。日本の財界も総動員させ、火消しに走るものと思われる。
特に今回の日米首脳会談では、バイデン大統領の方から、日米安保条約の尖閣諸島への適応を含む揺るぎない対日防衛を持ち出して来たので、中共にとっては大打撃である。これで、尖閣への攻撃は一旦はし難くなった。ひいては台湾侵攻も困難になってくる。
今回はこの問題を岸田政権が持ち出したのではなく、アメリカ側から持ち出したことの意義は大きい。岸田政権が持ち出したとしたら、中共はこの政権を徹底的に叩ける。しかし、これがアメリカ側から言い出したので、岸田政権はともかく安心したはずである。勿論、事前に根回しして進めてきたのであろう。そうであれば、今回の外交は大成功と言えるのではないだろうか。
更に、今回の会談で、今年前半に日米豪印の首脳会談を日本で開催し、バイデン大統領が訪日することが決まった。こうなると、日米首脳会談が、テレビ会談ではなく、対面での会談として開かれる可能性が高くなってきた。ともかくもここまで、今回の日米外交を進め、テレビ会談であるが、日米首脳会談を開くところまで持ってきた岸田政権は評価して良い。多くの人の努力が実ったのかも知れない。
しかし、この反面、岸田・林両氏はこれから中共の脅しに晒され、これまでの両氏の中共との関わりが(個人的関係も含め)ある程度は清算されることになりそうである。隠された関係があるとしたら、相当の覚悟が両氏には要求される。
台湾問題については、この度は公表は避けられた。微妙な問題で、しかも大きな問題であるから、公表が差し控えられたのは当然のことである。しかし、悪い方向には進んでいない、むしろ良い方向に向かっているような気がする。これからは、奥の院・ディープステートが、中共に、習近平にどんなサインを出すかに掛かっている。
70年前に、奥の院・ディープステートがアチソン国務長官に、「アメリカの防衛ラインには朝鮮半島は入っていない」などと言わせ、当時の金日成に妙なサインを送って、朝鮮戦争を勃発させたことの二の舞になることだけは、避けて欲しいものである。
ここで彼らが、台湾侵攻をどうぞというような悪魔のサインを習近平に送るようなことだけは避けて欲しい。奥の院・ディープステートはここでどうするのか、我々日本人は息を呑んでじっと見守っているところである。当時の朝鮮が今の台湾、ひいては日本である。バイデンの今回の発言は、少なくとも当時のアチソンとは違う。