吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 24

重い責任

「リーダーもみんなと一緒に手を汚してほしい」
「リーダーも現場に細かく指示を出してほしい」
そんな声を耳にすることがあります。

部下たちが汗水を流しているときに
リーダーが動かずに、考え事をしていれば、
そんな愚痴を吐きたくなる気持ちもわかります。
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吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 25

りーダーをきわめる道

リーダーをきわめる道は二つあります。
一つは知識の豊富な人や、才能ある人たちと交流すること。
もう一つは、世界中のさまざまな分野の本を読むことです。

ですが仕事が忙しくて、それほど多くの人に会ったり、
本を読んだりする時間はないとおっしゃるならば、
次の六つのことを習慣にしてみてはいかがでしょうか。

1,そもそもこの組織は「何のために存在しているのか?」
を考えること。

2,今、自分が与えられている役割の中で
「最も重要な果たすべき責任はなにか?」を考えること。

3,「この組織が大好きで、尽くしてくれる人」が
成長できるチャンスを作ること。

4,「最近うまくいっている事例」を情報収集すること。

5,何者かが自分たちの領域を侵さぬよう、外の動静を見張ること。

6,いつでも、従業員とお客様を愛すること、それを第一に考えること。

吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 29

どう生きたいか

他人から馬鹿にされたくない。
皆そればかり気にするものです。
家がおんぼろだとか、服が時代遅れだとか。
ろくなものを食べていないとか。
しかし、人は危ういものです。
生きているときは生きていますが、
死ぬときはもう死んでいるわけです。
今日はお金があっても、あすは一文無しかも知れませんし、
今日は皆から愛されていても、
明日は皆の心が離れているかも知れない。
ですから私が大事だと思うのは、ただ「自分はどう生きたいか?」
その方針に沿って生活することなんです。
それが人の道というものじゃないでしょうか?