吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 16

感情が人生

照れないこと。冷めた態度を取らないこと。
もっと自分の感情に素直になりましょう。
不幸を聞けば泣けばいいし、
美しい景色を見れば、また泣けばいいのです。
感情は表現ればするほど、受け取る力が強くなります。
ありったけの心を動かして、人生を楽しもうじゃありませんか。

吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 18

「他人事」の空気に呑まれない

「これからどうなっていくんだろう?」
そいう主体性のない言い方をする人とは、
かかわりあう価値がありません。
自分たちの運命を、
まるで世間話かなにかと勘違いしているようですから。
「自分にできることはなんだろう?」
自分が属しているものはすべて、
自分自身の問題として向き合うべきです。
ただ、みやみに「他人事のように語っていてはだめだ」
と非難することもやめましょう。
それも世間話をしているのと、あまり変わりませんから。

吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 19

やる勇気よりもまかせる勇気

まじめな人なんていくらでもいます。
しかし大事な場面で、
大胆なことを実行できる人はほとんどいません。
そういう人の、細かい欠点をいちいち挙げているようでは、
優れた人材を得ることなんてできません。