20歳のころやっと本を買えるようになった。
アルバイトで余裕ができたからだったのか。
その頃わが生涯で最も生き方に影響を
与えたのがこの本「人間の運命」。
長編だ。
主人公森次郎の明治大正昭和に渡る物語である。
これは芹沢光治良さんの自伝的な小説である。
森次郎は幼い頃父母兄が天理教に入信し
その伝道師となる。
だから捨てられた次郎は祖父母に育てられ、食べるものも
満足に食べられず、着るものも粗末。
そして幼い子供たちの面倒を物心共に面倒を
みるお役をいただく。
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