森信三先生の言葉 31~真空に徹するところ・・
真空に徹するところ、個性の天真は自らにして躍り出ずるなり。一念個我の念の存する限り、真に純乎たる天真の顕現とは言い難からむ。
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或いは寝ね、あるいは厠へ行き、食をとり、さらに学問する等々、その外形は千変万化すとも、その根本に内在する一心の緊張は、常持続、常一貫を要すると知るべし。
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順逆一如の諦観は、その中にすでに死・生一如の安立を含む。自己一身の名利の念を脱し得ざる間は、真に国のためと言うを得ず。己身の
名利の悩みを脱し得て、初めて真に国と民族とを説き得べし。ここに至って学問の道初めてその極処に達すというべし。
学問の道げに遥かなるかな。学人たるもの、その始めに当たって深く覚悟するところあるべし。
再録 奇跡の道 その124~復活とは何か
「復活とは何か」
復活とは死を打ち負かすこと、または克服すること。
再覚醒あるいは再生ともいえますね。
また世界の意味について心を変えることとも。
復活とは生命(いのち)の肯定で、死の否定。
この世界のすべての思考が全面的に逆転します。
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日本とユダヤのハーモニー 「神宝の守護を目論む空海の念」9
2542「心の中の神様」2021.12.10 自分で自分を自分するから
https://tenmei999.blogspot.com/2021/12/254220211210.html
今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2021年12月04日「心の中の神様」と2021年12月05日「がんじがらめの子供達」の2つの記事を紹介します。
「心の中の神様」
ここでよく、「私たちの内にいらっしゃる神さま」と書いています。
そして、その神さまと一人一人が繋がることで幸せになることができると書いてきました。
同時に、自分以外の他人の中にも神様がいらっしゃり、古くからの縄文時代から私達日本人は自分を大切にして欲しいのと同じく、他人の中にいらっしゃる神さまも尊重してきました。
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IN DEEP から R3 12/9 若い人たちの心筋炎
再録 奇跡の道 その125~神の使者であるあなたは、成し遂げる者にちがいない
「神の使者であるあなたは、成し遂げる者にちがいない」
「わたしは自分だけでは何一つできない」
ということが、実はすべての力を手に入れることでしょうか。
ここにいたって、彼が決断することにはまったく
攻撃性がないので、すべての者たちに恩恵をもたらします。
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森信三先生の言葉 32~人が真にその心の置き土産と・・・
人が真にその心の置き土産となしうるものは、その人がその場所、その位置に置かれていた間、その全生活を貫いて歩んだその心の歩みこそ、否、それのみが、真に正真正銘の置き土産となるのではないかと思うのです。実さい世の中というものは、たびたび申してきたように、正直そのものですから、平生いい加減なことをしていては、いざとなったからとて、今さらどうなるわけでもないのです。実さいその人の歩んだだけが歩んだのであり、積んだだけが積まれたのである。そこでわれわれ人間は、お互いにその日頃の生活において、つねに置き土産を用意しつつあるのだという気持ちを、忘れてはならないと思うのです、生まれたものには必ず死ぬ時があり、来た者には必ず去るときがあります。また逢うた者は必ず別れるべき時のあるのは、この地上では、どうしても免れることのできない運命といってよいでしょう。同時にもしそうだとしたら、わたくしたちも自分が去ったあとの置き土産というものについても、つねに心を用いる処がなくてはならぬでしょう。