吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 38

駄目なものに尽くすこそ価値がある

チームに勢いがあって盛り上がっているときは、
誰もが忠義をたてるものですが、
勢いがなくなって衰えてくると、
急にいなくなったり、裏切ったりする人が増えます。

生き抜くためという理由もあるのでしょう。
ですが結局、最後まで踏ん張れなかった人は、
どれだけずば抜けた才能や技術あったとしても、
私は尊敬できません。
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吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 39

人が動物と違う理由

人には「五倫」、
つまり”踏みにじってはいけないもの”が五つあります。
ひとつは親子の愛情、ひとつは自分が大切だと思う人の気持ち、
それから夫婦の役割を認め合う心、年上を尊敬する心、
そして仲間との信頼関係です。
人が人である理由は「心」にあります。
そして人は、人の心に触れることによってのみ、
そこにすすむべき道を見つけることができます。

動物には絶対に得られない、人であることの最上の喜びは
「尽くしたいもののために尽くせること」です。

マナウォーターと水道水

柚子をマナウォーターと水道水につけて
半年後の今日写真を撮影です。

右がマナウォーター左が水道水です。

マナウォーターは透きとおっています。
背景は茶色のイノシシのぬいぐるみです。

吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 43

人生は四季を巡る

もうすぐこの世を去るというのに、
こんなにおだやかな気持ちでいられるのは、
春夏秋冬、四季の移り変わりのことを考えていたからです、

春に種をまいて、夏に苗を植え、
秋に刈り取り、冬がくれば貯蔵する。
春と夏にがんばったった分、
秋がくると農民は酒をつくって、
なんなら甘酒なんかもつくって、
収穫を祝い、どの村でも歓喜の声があふれます。

収穫期がやってきて、きつい仕事がようやく終わった。
そんなときに、悲しむ人なんていないでしょう。

私は30歳で人生を終えようとしています。
いまだ、何一つできたことはありません。
このまま死ぬのは惜しいです。
がんばって働いたけれど、
何も花を咲かせず、実をつけなかった。

ですが、
私自身のことを考えれば、
やっぱり実りを迎える時期がきたんだと思うんです。
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