森 信三 運命をひらく 365の金言 40 「真の大望」

真の大望

 国家の全運命を、自分独自の持ち場のハンドルを通して、動かさずんば已まぬという一大決心の確立した時、その寿命は、天がその人に与えた使命を果たすだけは、与えるものです。それよりも永くもなければ短くもありません。
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森 信三 運命をひらく 365の金言 41 「確実な真理」

確実な真理

 私の力説したいのは、われわれのこの地上の「生」は、遙遠極まりなき過去から、無窮なる未来にむかって展開する無限なる宇宙生命の一瞬的な閃光に過ぎないわけであるが、それにも拘わらずわれわれの人知は、自らの「生」の来処についても、はた又死して後ゆくべき世界についても、何らこれを対象的には把握しえないのであって、わずかに全我を捧げてその秘奥の一端に触れうるのみだといってよい。
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追悼 坂田道信氏 「致知」より

坂田先生! ありがとうございました。

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幾度かの坂田道信先生との出会いのチャンスが
ありながら先生の講演会との日程が合わず、ようやく
その場がいただけました。

名古屋国際会議場の一室での講演会です。

一番後ろの席で、こっくりこっくりと隣の居眠りする家内の
横で、自分は幾度も涙を流していました。

初めての出会いとなったその日、講演終了後
坂田先生のもとにかけよりご挨拶をさせていただきました。

「先生、やっとお会いできました!」

そのお声かけに先生は

「会っても何にもならんよ!」と謙遜でしょうか。
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森 信三 運命をひらく 365の金言 42 「死後の生命」

死後の生命

 死後の生命をどう考えるかーーという問題ですが、佳き人にめぐりあえたら死後もその人の心に遺るのは確実でしょう。つまりこちらは先に死んでも、相手の心に印象や思い出は尾をひきましょうね。またたとえ相手の人が死んでも、もしその人が卓れていたら、他人にも伝わる可能性はありましょうね。同時にそれ以上を考えるのは人間の欲というものでしょう。外道です。だが死後もこういうふうな形で生き残るといえることは一おう事実といえましょう。
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